【尾車親方の目】栃ノ心、先場所との違いは立ち合いの踏み込みと安定した下半身

栃ノ心(右)が逸ノ城を寄り切りる
栃ノ心(右)が逸ノ城を寄り切りる

◆大相撲夏場所6日目(17日・両国国技館)

 栃ノ心と逸ノ城は相変わらず1分を超える長い相撲になった。栃ノ心は左の上手の位置を少しずつ変え、前まわしを取って主導権を握った。我慢できなくなった逸ノ城が投げたり、まわしを切ったりしても動じない。最後は頭をつけて寄り切った。

 負け越した先場所との違いは立ち合いの踏み込みと安定した下半身にある。今場所は立ち合いでの一歩の踏み込みが鋭いから、より近くでまわしを取れる。そして体勢が低いから前まわしも取れている。

 先場所は右太もも肉離れの影響から、下半身が沈まず上体が起きていた。まわしを取る位置も遠く、まるでロボットが相手を振り回すようなぎこちない相撲が多かった。一歩の踏み込みと低さが栃ノ心の怪力を引き出している。いい相乗効果といえる。この安定感なら大関復帰の条件となる10勝は通過点で、その先にある優勝も見えてくる。(スポーツ報知評論家)

6日目の取組結果

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