【甲府】ウタカ弾で連敗止めろ 伊藤監督「ある意味ラストチャンスのイメージで」

ウタカは福岡戦へ向け集中した表情で練習に取り組んだ(カメラ・西村 國継)
ウタカは福岡戦へ向け集中した表情で練習に取り組んだ(カメラ・西村 國継)

◆明治安田生命J2リーグ第14節 福岡―甲府(18日・博多陸)

 2連敗中で7位のJ2ヴァンフォーレ甲府は18日、アウェーで福岡と対戦する。5戦連続で無得点のエースストライカーのFWピーター・ウタカ(35)に対して伊藤彰監督(46)は「ある意味ラストチャンスのつもりでやれ」と厳しい言葉で結果を求めた。クラブは17日、セットプレーなど最終確認を行い、福岡へ出発した。16日には今季初めて選手だけのミーティングを開催。一致団結して連敗ストップ、上位戦線再浮上を狙う。

 伊藤監督は17日、ウタカにかけた猛ゲキの内容を報道陣に明かした。「彼ほどの世界的なプレーヤーなら(ゴールを)決めきれないといけない。(フル出場を目指さず)パワーを凝縮して戦うようにして、もう一度(チームメートに)認めさせろ。ある意味ラストチャンスのイメージでやれ、と」。

 16日の選手ミーティングでは、シュート数で相手を圧倒しながら、1分け2敗と白星から遠ざかっているこの3戦で、イレブンが感じていた思いをぶつけ合った。その後の練習では停滞ムードを吹き飛ばすような気合の入った声が飛び交った。伊藤監督とウタカが言葉を交わしたのは、同日の練習後のことだった。

 ウタカはチームトップの5ゴールでJ2全体でも3位タイにつけているが、町田戦(4月7日、1△1)で決めたのを最後に、5戦連続ノーゴール。新加入エースの不発が、チーム成績に直結している。35歳という年齢もあり“省エネ”プレーにもなりがちだ。守備でチームメートに負担をかけている分、他のストライカー以上にゴールという結果で貢献しなければならない。ウタカは前日練習後の取材リクエストを「ノー、ノー」と今季初めて断り、福岡戦に向けて集中していた。

 もちろん低迷しているのはウタカ一人のせいではない。守備も3試合連続でゴールを許しており、堅守を土台にするチームの基本に立ち返る。「みんなが初心に戻ってやるべきことをチームのためにやる。(序盤戦は)できてたはずなので。このまま終わるようなチームじゃない」と同監督はイレブンの力には変わらぬ信頼を寄せる。

 福岡戦に向けてはFWジュニオール・バホス(26)が4試合ぶり、DF松橋優(34)が今季初めてメンバー入り。負傷者も戻って来つつある。福岡戦での白星が、甲府本来の力を取り戻す機会となるはずだ。(西村 國継)

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