豊島将之2冠が平成生まれ初の名人位奪取、史上9人目の3冠誕生…佐藤天彦名人を4勝0敗と圧倒

名人位を獲得した豊島将之2冠
名人位を獲得した豊島将之2冠

 将棋の第77期名人戦7番勝負第4局が16、17両日に福岡県飯塚市で行われ、先手番の挑戦者・豊島将之2冠(29)が佐藤天彦名人(31)に133手で勝ち、対戦成績4勝0敗で初の名人位を獲得した。平成生まれ初の棋士である豊島が平成生まれ初の名人に。史上9人目の3冠(名人・王位・棋聖)となった。

 群雄割拠の将棋界で、頭ひとつ抜け出す3冠奪取劇となった。豊島は名人3連覇中の佐藤を開幕4連勝でスイープ。後手番の第1局で千日手に持ち込み、先手番の指し直し局に先勝したことで勢いに乗った。平成生まれ初の名人となり、2013年度の渡辺明竜王・棋王、王将(当時)以来6年ぶり9人目の3冠達成者となった。

 1990(平成2)年、愛知県一宮市生まれ。4歳の時、羽生善治と佐藤康光の勝負を描いたNHKドキュメンタリーを見て、将棋を始めた。弱冠9歳で棋士養成機関「奨励会」に入会し、16歳の時に平成生まれ初の四段(棋士)になった。

 2010年度の王将戦以来、タイトルに4度挑戦するも、生かせず。壁にぶつかったが、5度目の挑戦だった昨期の棋聖戦5番勝負で羽生を3勝2敗で破り、念願の初タイトルを獲得。さらに直後の王位戦で菅井竜也を4勝3敗で下して一気の2冠に輝いた。

 転機は14年。棋士とコンピューターの5対5の団体戦「第3回電王戦」で棋士側唯一の勝利を挙げた。1日約10時間の研究、約1000局の練習対局を経たことでコンピューターの特長を自らのスタイルに採り入れ、強さに磨きをかけた。

 人類の進化の根源に迫った世界的ベストセラー「サピエンス全史」「ホモ・デウス」シリーズが最近の愛読書。今は、自らが棋士の進化における最高峰に立っている。

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請