【巨人】原監督、5回以降も菅野続投「何かつかむことを期待して」

降板する菅野(手前)に厳しい表情を見せる原監督
降板する菅野(手前)に厳しい表情を見せる原監督

◆巨人8―13阪神(15日・東京ドーム)

 必死の反撃も及ばなかった。最後は陽が空振り三振に倒れると、原監督は足早にベンチ裏へと消えた。打線は何度突き放されても諦めない姿勢を貫いた。「よく最後の最後まで粘って。いいでしょう、それはね」と褒めつつ、やはり指摘の矛先を大乱調の菅野へ向けた。「見ての通りだね」

 エースが明らかに本来の姿ではない。チームにとって、異常事態だ。開幕前、原監督は投のキーマンに当然、菅野を指名していた。「中心選手が引っ張れば、かなりの人間が『ガッ』と上がる」と他のナインの“エネルギー源”にもなるべき期待をかけていた。

 だから指揮官も覚悟を持って、現実と向き合った。1点差に迫った5回以降も続投を決めた理由を「何かつかむということを(期待して)ね。本人の納得いくまで、という中で『6回を投げきりたい』と」と説明。長いシーズンを考えれば、菅野が本来の実力を取り戻すことは最優先課題。修正へのヒントを得たなら、試合に敗れたとしても価値ある1敗といえただろう。だが「投げきらせるつもりで行ったけれども、そこもできなかったというところ」と指揮官は、背番号18が壁にぶつかったまま撃沈したことから目を背けなかった。

 チームは今季ワーストタイの1試合5被弾で、連敗は4に伸びた。貯金は5となり、1差の2位に3チームが並ぶ混戦模様となってきた。「現状、やや逆風が吹いているかもしれないけれど、それを順風にする気持ちでまた、明後日からいきます」と指揮官も切り替えを強調。17日から始まる中日3連戦(ナゴヤD)から、再出発を誓った。(西村 茂展)

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