井上尚弥「過去最高」 父・真吾トレーナーが小突かれ一触即発、KOでぶっ倒す

記者会見でにらみ合う井上尚弥(左)とエマヌエル・ロドリゲス(ロイター)
記者会見でにらみ合う井上尚弥(左)とエマヌエル・ロドリゲス(ロイター)

◆プロボクシング 世界戦▽ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ バンタム級準決勝 WBA王者・井上尚弥―IBF王者・エマヌエル・ロドリゲス(18日、英スコットランド・グラスゴー、SSEハイドロ)

 【グラスゴー(英国)14日=飯塚康博】WBA世界バンタム級王者・井上尚弥が“場外戦”を軽くかわした。「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」バンタム級準決勝に向けて14日(日本時間15日)、英グラスゴーで練習を公開。時間差で行われたIBF王者エマヌエル・ロドリゲスの練習を撮影していた尚弥の父・真吾トレーナー(47)が相手陣営の一人から小突かれ、一触即発ムードになったが、尚弥は「今隠しても変わらない」と受け流した。

 チャンピオン対決を控え、リングの外で不穏な空気が充満した。グラスゴー中心部にあるジムで行われた井上、ロドリゲス両陣営の公開練習。井上より先に始まったロドリゲスの練習で、真吾トレーナーがシャドーボクシングをスマートフォンで写真撮影を始めた。すると、撮影されることを嫌った相手陣営の男性トレーナーからクレームを付けられ、小突かれた。井上は現場にはいなかったものの、一触即発のムードになった。

 真吾トレーナーは「公開練習だったので撮影した。(相手陣営の)男が来て『それはダメだ』とジムの脇に押していった。紳士的ではない」と怒りをにじませた。世界戦に舌戦は付きものだが、手を出すのは選手同士が計量などである程度。同トレーナーは「リングの外で敵対すべきではない」と冷静に対処し「相手はナーバスになっている。それだけ余裕がない証拠」と精神面の差を指摘した。

 所属ジムの大橋秀行会長(54)も「非常識な話だし、これは暴力。選手同士はリスペクトし合っているのに残念」と語り、主催者を通じて厳重に抗議したことを明かした。

 ロドリゲスと入れ替わりで井上が登場。8日に当地入りして以降、初めて海外メディアの取材に応じた。熱視線を浴びた“モンスター”は計量3日前の減量の苦しさがピークの時期を迎えながら、Tシャツを脱がず、軽めのシャドーを数分間。父が巻き込まれた場外戦に「相手の試合は(映像で)見ている。今ここで何かを隠しても変わらない」と軽く受け流した。

 当地到着から1週間、取材を一切断り、公開練習が行われたジムを貸し切って調整し、この日で打ち上げた。体重はリミットに近いという。時折、笑みも浮かべた井上は「過去最高の仕上がり。KOは遅かれ早かれ起こると思う。皆さんが自分に何を期待しているかは分かっている」と揺るぎない自信を示した。

 WBSS準決勝、井上尚弥VSロドリゲスは19日早朝よりWOWOWで生中継!

 同日午前11時からは、ヘビー級タイトルマッチ・デオンテイ・ワイルダー戦も先行ライブ配信。詳細はこちら

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