【巨人】菅野、自己ワースト4被弾でプロ入り初の10失点「今後の野球人生の糧に」

6回途中に降板した菅野(カメラ・橋口 真)
6回途中に降板した菅野(カメラ・橋口 真)

◆巨人8―13阪神(15日・東京ドーム)

 どうした菅野―。巨人はエースの大乱調が響き、今季ワーストの4連敗を喫した。初回に糸井に2ランを被弾すると、5回には福留、6回には木浪、大山にも一発を食らい、5回2/3で自己ワーストの4被弾を含む11安打を浴び、7年目で自己最悪の10失点(自責7)。前回、8日のDeNA戦(新潟)でも5失点するなど、今季8登板で5失点以上は3度目だ。2年連続沢村賞の球界のエースに何が起こっているのか―。

 打った瞬間、それと分かる一発だった。菅野が投じたこの日127球目は、黄色に染まった左翼席上部の壁に直撃した。6回2死一塁、大山に内角速球を強振され特大の2ラン。ここで降板を告げられた。自身プロ初1試合4本目の被本塁打で、同ワースト10失点。大敗の責任を背負った。

 「本当にチームに申し訳ないです。これをただの一敗にしちゃいけない。しっかり次につなげて、今後の野球人生の糧にしなきゃいけないなと思います」

 初回は糸井2ランの後、3連打で計3失点。本来の制球ではなく、2回までに66球8安打5失点だった。強烈な打球も多く、イニング間に捕手の小林と密に会話して対策した。何とか修正しようと試行錯誤して3、4回はピシャリ。だが、自らのバットで執念の適時内野安打を放って1点差に迫った直後の5回、福留にソロを浴びた。高めの直球を右翼席へ完璧に運ばれた。

 「(原因は)分かっている部分もありますし、なんでこのボール打たれるのかな、というもちろん疑問もありますけど、常にそういうのとの戦いなので」

 5回までに108球6失点も、首脳陣は2点ビハインドの6回に続投を選択した。エースは「何とかしないといけないと思いました」と立ち向かうも、木浪のソロ、味方の失策もあり、さらに4失点。宮本投手総合コーチはこう振り返った。

 「打たれた球は甘くて高かった。気持ち的に打たれて交代ではなくて、打たれたけど良くなったところ、で代えたかった。代えるタイミングは難しかった」

 試合前のブルペンは、特別調子は悪くなかったという。捕手の小林は変化球を痛打された初回をはじめ、自身の配球面を反省した。

 小林「立ち上がりは誰もが不安。自分がもっと引き出しを持っていればなと思いました。反省して次に生かせるようにしたいです」

 前回8日のDeNA戦(新潟)は野手の援護もあり5失点で白星。「鶴でも恩返しする。たくさんのものを返すでしょう」と話していた原監督は「本来の姿ではないね。少し、頭の中は正常ではないでしょう。体の方は元気ということで、そこはいいけども、誰にも壁、山は来る。それを乗り越えないといけないね」と巻き返しに期待した。

 「しっかり現状を受け止めて、また次にやるしかない。しっかりコンディションを整えて、反省して、次に向かってやるだけです」と菅野。昨年まで2年連続沢村賞の絶対エース。このまま、ただで転ぶはずがない。(片岡 優帆)

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