【巨人】マシソン、壮絶闘病乗り越え10か月ぶり実戦 最速151キロ&1回3失点2K

2軍で8回に実戦復帰登板したマシソン(カメラ・竜田 卓)
2軍で8回に実戦復帰登板したマシソン(カメラ・竜田 卓)
8回1死一、二塁、楠本(左)に同点3ランを被弾
8回1死一、二塁、楠本(左)に同点3ランを被弾

◆イースタン・リーグ 巨人6―8DeNA(15日・ジャイアンツ)

 巨人のスコット・マシソン投手(35)が15日、イースタン・リーグのDeNA戦(G球場)で今季実戦初登板を果たした。昨年7月26日のヤクルト戦(京セラD)以来の実戦で、約10か月ぶり。1イニングを29球4安打3失点、2奪三振で、最速は151キロをマーク。昨年8月に米国で左膝を手術し、同年12月に発熱などを引き起こす感染症の「エーリキア症」に罹患(りかん)。困難を乗り越え、完全復帰へ向け大きな一歩を踏み出した。

 巨人ファンの「おかえり~」の声、大きな拍手が迎えてくれた。マシソンが帰ってきた。3点リードの8回。フッと息を吐き、投げた初球は150キロ、2球目はこの日最速の151キロをマークした。最初の打者・関根には思い切り腕を振り、見逃し三振を奪った。

 続く山下、梶谷に連打を浴び1死一、二塁で楠本に145キロの直球を右越え同点3ランを浴びた。倉本にも安打とされ、結果は1回29球4安打3失点、2奪三振。約10か月ぶりのマウンドに「投げられたことはとてもよかった。気持ちも調子も良かったけど、けっこう激しく打たれちゃいました」と振り返った。

 昨年8月に米国で左膝の手術を受け、同年12月に発熱などを引き起こす感染症の「エーリキア症」に罹患した。春季キャンプも参加できず、来日は3月に延びた。リハビリが続く中、不屈の精神が右腕を動かし続けた。

 「キャンプ前の段階で一時期復帰できないんじゃないかと思ったこともあるので、ここにいることは喜ばしい。昨年の膝を痛めた時、何人かのドクターに復帰は難しいんじゃないかと言われたが『その言葉を力に何とか復帰してみせる』という思いでここまで来られた」

 結果は出なかったが、再び舞台に帰ってきたことに大きな意味がある。首脳陣からは喜びの声が上がった。

 原監督「マウンドに上がったことが大事でしょう。職場復帰だ!」

 高田2軍監督「腕を振って投げたこと、登板できたことがよかった」

 三沢ファーム投手コーチ「思った以上に直球も威力があり、変化球のキレもあった」

 今後は翌日の体の状態を見て、次回登板日を調整する。「状態はいいので、これから上げていかないといけない。チームに貢献できないといる意味がないので」と背筋を伸ばした鉄腕。まだまだスタートを切ったばかりだ。(玉寄 穂波)

 ◆マシソンの今季経過

 ▼3月1日 左膝手術で昨年8月下旬に米国へ戻って以来、約半年ぶりの来日。壮絶な闘病生活を明かす。

 ▼同26日 初ブルペンで捕手を立たせての投球練習。

 ▼4月4日 昨年7月以来、ブルペンで捕手を座らせて本格的な投球練習。

 ▼同19、20日 ブルペンで初連投。

 ▼同26日 フリー打撃初登板。40球を投じ、安打性0に抑える。

 ▼5月8日 シート打撃に初登板。打者4人を相手に34球を投げ3安打3奪三振1四球で最速148キロ。

 ▼同15日 イースタン・リーグDeNA戦(G球場)で今季初実戦登板。

2軍で8回に実戦復帰登板したマシソン(カメラ・竜田 卓)
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