【神戸】イニエスタ加入後、練習初公開 泥沼6連敗脱出へサポーターの力借りる

「いぶきの森球技場」で公開練習となったこの日、約800人のサポーターが詰めかけ、イニエスタ(中央)らに熱視線を送った(カメラ・種村 亮)
「いぶきの森球技場」で公開練習となったこの日、約800人のサポーターが詰めかけ、イニエスタ(中央)らに熱視線を送った(カメラ・種村 亮)
サイン会で握手するイニエスタ
サイン会で握手するイニエスタ

 クラブワースト記録に並ぶリーグ6連敗中の神戸が15日、昨年7月以来10か月ぶりに神戸市内の練習場を一般開放した。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)の加入後、通常練習は一般非公開となっていたが、前節の試合後に一部サポーターが公開練習を要望したこともあり実現した。平日の午前中にもかかわらず、約800人が詰めかける異例の事態。サポーターの力も借りて泥沼からの脱出を図る。

 練習場では初公開となるイニエスタや元スペイン代表FWビジャ、元ドイツ代表FWポドルスキの“VIPトリオ”を一目見ようと、大型連敗中のチームとしては異例のフィーバーが発生した。この日の一般入場は練習開始30分前の午前9時半からだったが、クラブによると、一番乗りした熱烈サポーターは同4時半から待っていたという。

 イニエスタの加入後、安全面などを考慮し通常練習は一般非公開。1か月に1度程度、本拠地である「ノエビアスタジアム神戸」で公開練習を行ってきた。しかし、6連敗を喫した12日の鹿島戦後、一部サポーターがゴール裏に約1時間居座り。その際、練習場で選手を応援したいなどと要望し、クラブは「今はチームが本当に苦しい時。選手たちにサポーターのみなさんの支えを、より近い場所で感じてほしいと考えた」(三浦淳寛スポーツダイレクター)と一般公開を決めた。

 練習後はファンサービスを行い、抽選に当選した250人に対し“VIPトリオ”らによるサイン会を実施。イニエスタは1人1人の顔を見つめ「アリガトウ」などと声をかけた。抽選に当たった兵庫・宝塚市内の会社員女性は「息子が5歳の誕生日だったので本当に良かったです。ずっと練習は見に来たかった。これからも一緒に戦っていきます」と声を弾ませた。

 選手と一緒に、サインや写真撮影に応じた吉田孝行監督(42)も「やっぱり近くでサポーターの方と触れ合えるのは、選手にとっても刺激になるし自分もうれしいですね」と笑顔。今後の開催については「スター選手が多いので毎回は難しいが、クラブに提案していきたい」と前向きだった。現在、チームは最下位から勝ち点差3の13位と苦境に直面しているが、サポーターの後押しを糧に好転するか。(種村 亮)

 ◆神戸のこれまで

 ▼4月14日 本拠地で広島に2―4と大敗。今季初の連敗を喫する。

 ▼同17日 リージョ監督の契約解除と、後任に吉田前監督が就任することを発表。同日、ポドルスキが自身のツイッターで主将の座を降りたことを公表。

 ▼同18日 ポドルスキが連日のツイート。英語で「誠実さを与えられない人々からの忠誠を期待することはやめる」との意味深長なメッセージを残した。

 ▼同20日 吉田体制初戦となる浦和戦で完封負けし、3連敗。試合中、ポドルスキがボールボーイに暴言を吐いていたことが後日発覚。Jリーグから厳重注意を受けた。

 ▼同26日 ポドルスキがツイッターで川崎戦(28日)の欠場を明かし、問題に。クラブは28日から3日間の謹慎処分を下した。

 ▼同28日 川崎に敗れ4連敗。

 ▼5月4日 札幌に敗れ5連敗。

 ▼同12日 鹿島に敗れ、クラブワースト記録に並ぶ6連敗。

「いぶきの森球技場」で公開練習となったこの日、約800人のサポーターが詰めかけ、イニエスタ(中央)らに熱視線を送った(カメラ・種村 亮)
サイン会で握手するイニエスタ
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