照井明人「東北から世界へ」パリ五輪を「マラソンで狙いたい」

12日の仙台国際ハーフマラソンで6位に入賞した照井(左)(右は神野)
12日の仙台国際ハーフマラソンで6位に入賞した照井(左)(右は神野)

 12日に行われた仙台国際ハーフマラソン(弘進ゴムアスリートパーク仙台発着=21・0975キロ)で、照井明人(25)=NDソフト=が1時間3分1秒の6位入賞を果たした。

 関東学生連合として出場した17年箱根駅伝10区で“幻の区間賞”の走りを見せた照井は「東北から世界へ」を合言葉に、山形・南陽市を本拠に置くチームで成長。東京五輪マラソン選考会のマラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC、9月・東京)出場権を持つ有力選手に割って入る快走で、将来の五輪出場に手応えをつかんだ。

 強豪が揃った国内屈指のハーフマラソン大会で、照井が存在感を見せつけた。第3集団からレースを進め、中盤以降に徐々に進出。日本人4番手の1時間3分1秒で6位入賞を果たした。終盤で競り勝った7位の神野大地(セルソース)、8位の竹ノ内佳樹(NTT西日本)、10位の今井正人(トヨタ自動車九州)はMGC出場権を持つ実力者。「強い選手に勝てたことは、今後の自信になります」と振り返った。

 東京国際大4年時の2017年箱根駅伝では関東学生連合として10区に出場し、区間1位相当の1時間10分58秒で大手町のゴールテープを切った。連合チームは記録が公認されないため「幻の区間賞男」として名を広めた。「それだけでは終わりたくない」と、山形・南陽市のNDソフトで平日午前9時~午後3時まで事務職をこなしながら強化。練習では今大会優勝のアレクサンダー・ムティソ(22)にも食らいつく姿勢を見せ、トラック長距離やハーフマラソンは社会人になって大きく記録を伸ばした。「東北から国内トップ、そして世界を目指している。結果も出ているし、追いつけ追い越せの気持ちです」と手応えをつかんでいる。

 今年3月には同僚の深月さん(22)と結婚。食事などのサポートも得て「本当に助けてもらっています」と笑みを見せる。20年東京まではトラックでの可能性を信じて強化を進めていくが「次(24年)のパリ五輪はマラソンで狙いたい。そこまでに力を付けて結果を残していきたい」と決意。スピードある走りをさらに進化させ、フルマラソンの頂点に挑む。(遠藤 洋之)

 ◆照井 明人(てるい・あきと)1994年5月11日、岩手・北上市生まれ。25歳。NDソフト所属。北上中では野球部で遊撃手と投手。専大北上高から陸上を始め、東京国際大では箱根駅伝に3年時3区13位、関東学生連合で出場した4年時は10区1位相当。ハーフマラソンの自己記録は1時間1分45秒。168センチ、54キロ。家族は妻。

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