【楽天】今野、昇格即3回無失点好投…“脱力”が好結果に

5回から2番手で登板し、逆転勝利を呼び込む好投を見せた楽天・今野(カメラ・佐々木 清勝)
5回から2番手で登板し、逆転勝利を呼び込む好投を見せた楽天・今野(カメラ・佐々木 清勝)
5回から2番手で登板し、逆転勝利を呼び込む好投を見せた楽天・今野(カメラ・佐々木 清勝)
5回から2番手で登板し、逆転勝利を呼び込む好投を見せた楽天・今野(カメラ・佐々木 清勝)

 また水曜日の大逆転劇だ! 楽天が8点差をひっくり返して、日本ハムに9―8でサヨナラ勝ちした。宮城県出身の今野龍太投手(23)が5回から2番手で登板。15日、1軍に昇格したばかりの右腕が3回無失点の好投で、逆転勝利を呼び込んだ。8点差を逆転しての白星は、7点差を逆転した8日のソフトバンク戦(8○7、楽天生命パーク)を上回って、球団新記録となった。

 7回2死無走者。渡辺を右飛に打ち取ると、今野はホッとしたような表情でマウンドを駆け降りた。三塁側ベンチ前で、嶋から白球を渡されると、照れくさそうに笑った。3回を投げ散発2安打無失点の好投。平石洋介監督(39)に拍手で出迎えられると「良かったと思います」と手応えをにじませた。

 15日に昇格したばかり。待ちに待った1軍での今季初登板で、凡打の山を築いた。4―8で迎えた5回からマウンドへ。先頭の王には内野安打を許したが、渡辺は143キロ直球で、石井一は145キロ直球で連続三振に仕留めた。続く6回は先頭の中島卓に右前打を打たれたが、後続をピシャリ。テンポのいいピッチングで、つけいる隙を与えなかった。

 “脱力”が好結果につながった。開幕は2軍スタート。2軍で中継ぎでの登板が続いていたが、8日のDeNA2軍戦で今季初先発。「初めて長い回を投げるので、力まずに投げることを意識」したら、腕がムチのようにしなり、直球が走った。結果は7回3安打1失点だった。無意識に力みがちな1軍のマウンドでも、同様にリラックスを心がけて好投。平石監督は「リズム良く投げてくれたから、攻撃のリズムが出た」と絶賛。伊藤智仁1軍投手コーチ(48)も「制球が良かった」と評した。

 14年ドラフト9位で入団。球団副会長だった故・星野仙一氏(享年70)が監督として臨んだ最後のドラフトで入団した選手の1人だ。昨年1月4日、同副会長が死去。今年の始動日には、あえて命日である1月4日を選んだ。「監督としての最後のドラフトで入団したのが自分。結果を残さないといけない」。いまだ未勝利。自らの才能を見いだしてくれた同副会長にも良い報告がしたい。

 17年オフに結婚した右腕は「もう自分一人ではない。早く1軍で活躍したい」と力を込めた。まずは中継ぎでアピールを続け、地元でプロ1勝をつかみ取る。(高橋 宏磁)

 ◆今野 龍太(こんの・りゅうた)1995年5月11日、宮城・岩出山町(現・大崎市岩出山)生まれ。24歳。岩出山小、中、高出身。小2の時、岩出山フェニックスで野球を始める。高3年夏は初戦(2回戦)の米谷工戦でノーヒットノーランを達成し「岩出山の星」と呼ばれる。14年8月20日の日本ハム戦(旭川)でプロ初登板。昨年まで通算11試合に登板し0勝0敗0セーブ。右投右打。178センチ、70キロ。家族は妻。

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