アユ、静岡・狩野川&興津川20日解禁 相模川遡上例年並み、秋は大物期待

天然遡上豊かな相模川は人気河川だ
天然遡上豊かな相模川は人気河川だ
元気な若アユ。いよいよシーズン開幕間近だ
元気な若アユ。いよいよシーズン開幕間近だ

 アユ釣りの季節がやって来た! 今年も静岡・狩野川と興津川がそろって20日に解禁する。毎年、大量の天然アユが上る神奈川・相模川は、史上空前の遡上(そじょう)量を記録した昨年には及ばないものの例年並みの量で、秋には名物の大アユが期待できそうだ。北関東では茨城・久慈川、栃木・那珂川ともに天然遡上は順調だ。

 昨年、約4600万尾(4月1日~5月28日、神奈川県内水面漁業振興会調べ)の大量遡上があった神奈川・相模川は、ここまで約440万尾(4月1日~5月9日、同)にとどまっている。ところが相模川漁連は「このぐらいの遡上量がちょうどいい」と指摘する。ここ数年、同漁連では産卵場の整備や神奈川県産の稚魚放流を行ってきた。「魚を増やす努力を重ねてきたが、魚が多すぎて、育たないという声も聞こえてきた。そういった意味では、今年の遡上量が適正ではないか」というわけだ。

 今年の遡上量は昨年に比べれば10分の1ほどだが、ここ3年は突出した量であることから、今年は「例年並みの量」と考えていい。ここ数年、大量遡上の陰に隠れて姿を現さなかった相模川名物、秋の尺アユも今シーズンは期待できるかもしれない。

 関東・東海地方の主要河川で、トップを切って今月20日に解禁するのが、静岡・狩野川と同興津川。ともに天然遡上が豊かな河川だ。狩野川は第1陣を3月1日に確認、先頭はすでに西平を越えている模様。「4月中旬には、石が黒くなり、アユが縄張りを持っている状態になった」と狩野川漁協組。今月14日の漁場調査では大型18センチが釣れた。

 興津川では第1陣を2月25日に確認した。ただし、今シーズンは雨が少なく減水状態。そのため「遡上は遅れ気味」(興津川漁協組)だという。高瀬のオトリ店さかなや主人の望月啓志さん(81)は、「4月中旬からやっと遡上が本格化した」と説明。今月10日の漁場調査では上流、中流、下流の3か所で合計で99尾と昨年の調査を上回る数字が出た。大型は18センチ、62グラムと成育は順調な様子だ。

 全国でも屈指の遡上量を誇る茨城・久慈川と栃木・那珂川も減水に悩まされている。久慈川では、昨年より1週間以上早い3月5日に第1陣を確認した。その後は減水の影響で遅れ気味。しかし、先頭は大子町まで到達している。

 那珂川は、3月19日に河口近くで遡上を確認した。栃木県内に入ったのは同25日。こちらも遅れ気味ながら、今月7日には上流の寒井(さぶい)まで上ってきている。那珂川南部漁協組によると「4月下旬の雨で水位は回復傾向にあるが、解禁までにもうひと雨欲しい」そうだ。

 このほか神奈川・酒匂川と静岡・安倍川、藁科川も天然遡上は順調のようだ。とはいえ、各河川ともアユの成育のためにも、解禁までの間にまとまった雨が欲しいところだ。

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