渋谷のハロウィーン、路上飲酒に対して「条例での規制が必要」と渋谷区長

中間報告を長谷部健区長(右)に手渡した検討会の竹花豊座長
中間報告を長谷部健区長(右)に手渡した検討会の竹花豊座長

 東京・JR渋谷駅前のスクランブル交差点などで昨秋のハロウィーン時に逮捕者が出るなどトラブルが相次いだことを受けて渋谷区がたちあげた対策検討会が15日、渋谷区役所で中間報告を行った。

 報告を受け、長谷部健区長は「全てを今年のハロウィーンで実行することは難しいと思うが、条例化と安心安全をどうするかということは、今年の課題だと思う。(違反者に対し)科料の徴収に踏み込むのかどうかということなども含め、6月の区議会にしっかり提案をしていきたい」。特に問題となっている路上飲酒に関しては「(ハロウィーン)期間中の酒の販売自粛をお願いする可能性はあると思いますし、条例では何かしらは触れていかなければいけないと思う」と話した。

 検討会は地元商店街や観光協会、副区長など8人で構成。今年2月27日から7回にわたり、「渋谷のハロウィーン対応はいかにあるべきか」について検討を重ねてきた。

 中間報告では、昨年までのハロウィーンをめぐる事態を「来訪者、地域住民その他の関係者の生命・身体・財産の安全を損ねかねなかったもの」と指摘。渋谷区は事態の解決に向けて積極的に対処すべきとして、「条例を制定することにより渋谷区民の総意を反映した基本的方針を確立する」ことが必要とした。具体的には、路上での飲酒や標識灯、木などに登る行為など、既存の法令では対応できない行為について一つ一つ取り上げ、相応の罰則を科すなどの検討が必要とした。

 また、今年のハロウィーンに備え、若者が興味を持って集まれるような取り組みを検討することや、渋谷区内の道路を活用した仮装行列の実施などを提案。区や警察、関係商店街等のメンバーで構成される「渋谷ハロウィーン対策実施連絡会(仮称)」設置の必要性を訴えた。

 昨年のハロウィーンでは、センター街で若者により軽トラックが横転させられる事件が発生。暴力行為法違反(集団的器物損壊)の疑いで逮捕者が出た。また、女性が胸を触られたり、スカート内を盗撮されたりする被害も相次いで発生。渋谷署によると、10月27日夜から11月1日朝、痴漢や窃盗の容疑で計19人が逮捕された。さらに、逮捕までには至らないものの、飲酒による若者の“暴走”や、大量のゴミが投棄されるなどの問題も起き、地元商店街の関係者が「変態仮装行列」と批判する騒ぎとなった。

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