【楽天】藤田一也が1000安打達成「守備の人」コツコツ積んだ15年

6回に通算1000安打を達成した楽天・藤田(カメラ・佐々木 清勝)
6回に通算1000安打を達成した楽天・藤田(カメラ・佐々木 清勝)

◆楽天1―13日本ハム(14日・楽天生命パーク)

 15年目の楽天・藤田一也内野手(36)が14日の日本ハム戦(楽天生命パーク)で、プロ野球298人目となる1000安打を達成した。打線は相手先発・有原航平投手(26)に8回4安打と抑え込まれる苦しい展開。3番手の戸村健次投手(31)が2回を投げ9失点(自責8)と打ち込まれ、1―13で敗れた。

 待望の瞬間は、6回に訪れた。1死無走者、持ち味のコンパクトなスイングで打球を右前へ運んだ。大歓声の中、本拠地のスコアボードに「通算1000安打」を祝福するメッセージが表示されると、藤田は記念ボードを両手で掲げ、観客に応えた。「東北でレギュラーを取って、東北で(13年に)優勝もできた。東北で達成できたことはことは良かった」と充実感を漂わせた。

 無心で食らいついた。第3打席、相手エースの有原に直球を3球続けられ、1ボール、2ストライクと追い込まれた後の4球目だった。チェンジアップに体勢を崩されながらも捉えた。15年目で、通算298人目の大台に達し「自分の中で、ここまで(プロで)できると思ってなかった。達成できると思ってなかった」と喜びに浸った。

 幼少時代に憧れたのは、当時巨人で活躍していた川相昌弘氏(54)=スポーツ報知評論家=。6度もゴールデングラブ賞を獲得した名手のようなグラブさばきを身に着けようと、あえて砂利道の上で不規則に弾む球を拾った。小学1年から約9年間ほぼ毎日、1日に約80分も砂利の上で汗を流した“練習の虫”だ。

憧れは巨人川相 プロ入り後は打撃でも猛練習を積み重ねてきたが、口癖は「自分は守備の人なんで」。04年ドラフト4位で横浜(現DeNA)に入団。守備力は高く評価されたが、打撃が課題とされたこともあり、全試合出場は果たせず。12年6月にトレードで楽天に入団した。

 楽天初安打は、同年7月1日のソフトバンク戦(3○2、Kスタ)。移籍後12打席目でようやくヒットを放った。楽天で最も記憶に残っているのがこの一打だという。「期待されてトレードで来たので、早く結果を出したいという気持ちがあった」。

 あれから約7年。加入後688本目の安打を放ち、東北の地で節目の記録を達成した36歳は「1年でも多く試合に出て、恩返しがしたい」と誓った。通算23年活躍した川相氏の通算安打数は1199。これからも藤田がヒットを積み重ねていく。(高橋 宏磁)

 ◆藤田 一也(ふじた・かずや)1982年7月3日、徳島・鳴門市生まれ。36歳。鳴門一高から近大を経て、2004年ドラフト4巡目で横浜(現DeNA)に入団。規定打席未満ながら、10、11年は2年連続で打率3割をマーク。12年6月、内村賢介とのトレードで楽天加入。13、14年、16年にはいずれも二塁でゴールデングラブ賞を受賞。175センチ、75キロ。右投左打。

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