【ヒルマニア】ホームランダービーで大谷を見たい

ツインズ戦で今季第1号を放った大谷(ロイター)
ツインズ戦で今季第1号を放った大谷(ロイター)

 「ヒルマニア」はスポーツ報知でメジャーリーグを担当し続けて42年の蛭間豊章記者が、マニアックなメジャーネタをお送りします。

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 大谷が復帰6試合目で今季第1号をターゲット・フィールド左中間2階席前に打ち込んだ。飛距離は約131メートルと計時されたものの、個人的な印象を言わせてもらえば、140メートル級の特大アーチといえる。

 日本人メジャーは平成の時代に577本の本塁打をたたき込んだが、最も大きいと思われるのはヤンキース時代の松井秀喜が07年5月28日、トロントのロジャース・センター、バックスクリーン上のレストランのガラスにぶつけた推定飛距離142メートル。この日の大谷の一発はそれに匹敵する当たりではないだろうか。

 さて、今季1号を放って現実味を帯びてくるのがオールスター戦、前日恒例のホームランダービー出場だろう。

 かつて、マリナーズ時代イチローが出場を要請されながら辞退、大谷も昨年は序盤の本塁打量産で出場が話題となったが、6月に右肘靱帯(じんたい)損傷で故障者リスト入りして立ち消えとなった。

 DHとしての出場が続いて2ケタ本塁打を打てば日本人選手初のダービー出場の実現が夢ではなくなる。

 本塁打ダービー、実はアジア出身では2人目となる。国別対抗となった2005年に韓国出身の崔熈渉内野手(ドジャース)が出場しているが第1ラウンド5本であっさり敗退。大谷には2人目の期待に応えてほしいところだ。

 16年のスタントン(当時マーリンズ)、17年のジャッジ(ヤンキース)、18年ハーパー(当時ナショナルズ)と近年は、主役が期待通り優勝をした。

 今季から優勝者には100万ドル(約1億1000万円)の賞金が出る。年俸65万ドル(約7200万円)の大谷にとってはビッグボーナスになる。ちなみに会場となるクリーブランドのプログレッシブ・フィールドでは昨年メジャー初の1試合2本塁打を放っている。(ベースボール・アナリスト)

蛭間 豊章
 (ひるま・とよあき)1954年3月8日、埼玉県生まれ。名門・大宮高野球部は1年で退部したが、野球への愛着が募り、73年報知新聞社入社。記録記者、MLB専門記者と野球一筋。野球知識検定3級。ウェブ報知内のブログ「ベースボール・インサイド」(https://weblog.hochi.co.jp/hiruma/)も好評連載中。愛称は「ヒルマニア」。

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