大体大、10安打11得点で5季ぶり38度目V…2部降格危機から1年、克服した守備の乱れ

5季ぶりの優勝を決め、マウンド上で大喜びする大体大の選手たち(カメラ・伊井 亮一)
5季ぶりの優勝を決め、マウンド上で大喜びする大体大の選手たち(カメラ・伊井 亮一)

◆阪神大学野球 ▽3回戦 大体大11―4関西国際大(14日・万博)

 阪神大学リーグは、大体大が2勝1敗で勝ち点4とし、5季ぶり38度目の優勝を飾った。16日から教育実習を控え、今リーグ戦最後の試合となった駒方公紀遊撃手(4年)が、2―1の7回に左越え3ランを放った。4年ぶり18度目出場の全日本大学野球選手権(6月10~16日・神宮、東京D=報知新聞社後援)では、11日の1回戦で四国地区大学リーグの高知工科大と対戦する。

 主将が優勝をたぐり寄せた。2―1と勝ち越した直後の7回2死二、三塁、大体大の7番・駒方が左越えに3ランを放った。16日から6月7日まで母校の富山・高岡商で教育実習をするため、優勝が20日以降にずれ込めば、残りの試合は出場できなかった。「今日で決めたいと思っていた」。4番の鈴木颯馬(4年)が就職活動で欠場した分を、10安打11得点と全員でカバーした。

 巨人の上原浩治(44)らを輩出した名門は昨春に63季ぶり2度目の最下位に沈み、入れ替え戦の末に初の2部降格を免れた。中野和彦監督(60)は「残って練習しない。オープン戦の結果が良すぎて過信があった」と1年前を振り返り「今は空いている時間に出てきて練習する。元に戻りつつある」と、選手の取り組みを褒めた。

 専用グラウンドがなく、大学内にある大体大浪商高のグラウンドを借りられるのは週に1度だけ。主に雨天練習場を使用し、屋外フリー打撃や、守備練習が満足にできないハンデを克服した。「昨春は泥を塗ってしまった。守備の乱れで流れを止められなかった。送球ミスが多かったことを徹底して、今につながった」と、駒方は胸を張った。

 村田透(現日本ハム)を擁して初優勝した2006年以来の全国制覇に向けて、中野監督は「選手から『上原さんとかから寄付をもらってください!』と言われてます」と、冗談交じりに“援護射撃”を期待した。(伊井 亮一)

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