◆イースタン・リーグ 日本ハム1―8ロッテ(14日・鎌ケ谷)
右手有鈎(ゆうこう)骨骨折で離脱していた日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が14日、イースタン・ロッテ戦(鎌ケ谷)で実戦復帰した。「3番・DH」で先発出場。初回1死二塁では初球の138キロ直球に三邪飛、4回先頭ではカウント2―2から捕邪飛に倒れて6回に代打を送られた。予定の2打席で無安打スタートとなったが「楽しかった」と明るい表情を浮かべた。
負傷した3月3日のDeNAとのオープン戦(札幌D)以来の実戦。「試合勘や、投手との間合いだったり不慣れな部分がある」と課題も出た。しかし、約2か月間で体幹と下半身を重点的に鍛え「今は不安なく振れている。(故障前に比べて)120%で戻れている」と手応えも口にした。
守備の実戦復帰は未定だが、荒木2軍監督兼投手コーチは「打てるようになったら上(1軍)から声がかかる」と打撃で本来の輝きを取り戻すことが最重要点であると説明。さらに「あれくらいの年齢の子は一気に(状態が)上がるから」と早期昇格の可能性も示唆した。15日の同戦はDHで3打席を予定。清宮は「しっかりとここ(2軍)で経験して、1軍の舞台で早く活躍できるように」と言葉に力を込めた。(小島 和之)