【日本ハム】有原、8回1失点でリーグトップ5勝 13点大量援護に「チームに感謝」

8回1失点の好投を見せた有原
8回1失点の好投を見せた有原

◆楽天1―13日本ハム(14日・楽天生命パーク)

 日本ハムの有原が、8回4安打1失点でリーグ単独トップの5勝目を挙げた。初回に2四死球が絡み1死満塁のピンチを招いたが、併殺で切り抜け波に乗った。開幕から7試合で5勝1敗、防御率1・47と抜群の安定感。チームは2位で並んでいた楽天との直接対決初戦を制し単独2位となり、首位・ソフトバンクまで1・5ゲーム差に迫った。

 落ち着きを払った有原がマウンドに君臨した。8回2死一塁。この日116球目。149キロの外角の直球に浅村のバットが空を切った。大量13点の援護を受けマウンドを降りた右腕の背中に、楽天ファンからため息がもれた。リーグトップの5勝目を挙げ「よく打ってくれて、しっかり守ってくれたチームに感謝しています」とお立ち台では謙虚に頭を下げた。

 前回登板とは別人だった。立ち上がり。「変化球もまっすぐもひっかけ気味だった」。右打者の外角にずれる球が目立ち、連続四死球などで1死満塁のピンチを背負った。ウィーラーにはフルカウント。「ゴロをなんとか打ってほしいと思っていたので、しっかり腕振って投げました」。失点すれば主導権を楽天に渡すヤマ場を、外角136キロのカットボールで冷静に遊ゴロ併殺に仕留めた。

 低めの制球に磨きをかけて臨んだ。6日ロッテ戦(ZOZO)では初回に失点。自身の3つの暴投から崩れ、今季初黒星を喫した。低いボールを意識しすぎるあまりの自滅。だが有原はその精度を磨きあげることを選択しブルペンで調整した。初回こそ感覚のズレがあったが、試合の中で修正。「ひっかけるくらいなら抜ける方がいいくらいの気持ちで大げさにやってみて、それが良かった」

 リーグ1位の5勝目を挙げても「もっともっと完璧に投げてくれる投手だと思っている」と栗山監督は合格点は出さない。自身も8回での降板を反省。「立ち上がりすごく球数使ってしまった。1イニングでも多く投げられるようにしたい」と上を目指す。プロ5年目で真の覚醒の予感。有原の底力はこんなものじゃない。(秦 雄太郎)

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