【巨人】坂本、セ界新の裏に記録よりも巨人のため…担当記者が見た

開幕からの連続出塁記録の更新を狙う坂本勇
開幕からの連続出塁記録の更新を狙う坂本勇
坂本の開幕連続試合出塁
坂本の開幕連続試合出塁

 坂本勇の忘れられない言葉がある。11年8月29日、広島からの移動日で北陸・福井に到着後、自ら私にこう言った。「何で厳しく書かないんですか。自分がダメだったら、もっと厳しいこと書いてくださいよ」

 前日28日、広島戦の遊撃手は古城。打率2割5分前後からなかなか上がらなかった坂本勇は、主力となって以来、初めて故障以外でスタメンから外れた。途中出場で決勝打を打ったが、原監督は「誰でも不調はある。でも長すぎる。勇人をレギュラーにするのがチームの目的ではない」とバッサリ。チームも4位と苦しいはずの状況で聞いた冒頭の言葉だから、驚いた。

 当時5年目の22歳。小笠原、高橋由、阿部、ラミレスらに引っ張られ、「チームのために」と覚悟を持って戦っていた。あの頃から自分が打っても負ければ喜ばず、打てずに負けたら責任を背負う男だった。

 開幕36試合連続出塁でセ新記録となり、西武・スティーブの日本記録(2リーグ制後=同40試合)、ヤンキース・ジーターのメジャー記録(同53試合)も射程圏だが、記録について「もういいかな」と多くを語らないのは本音だろう。

 主将として先頭に立ち、守備中は遊撃からマウンドに頻繁に足を運んで投手に声をかける。個人のためでなく、巨人のために坂本勇は今日も出塁を目指す。その先に、結果的に快挙が待っている。(巨人担当サブキャップ・片岡 優帆)

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