【日本ハム】谷口、1088日ぶり弾!靱帯損傷手術から完全復活で母に恩返し

7回1死一塁、谷口は約3年ぶりの本塁打となる右越え2ランを放った
7回1死一塁、谷口は約3年ぶりの本塁打となる右越え2ランを放った

◆日本ハム3―6西武(12日・札幌ドーム)

 日本ハムの谷口雄也外野手(26)が1088日ぶりの本塁打となる1号2ランを放った。16年5月19日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来、約3年ぶり。17年3月に受けた右膝前十字靱帯(じんたい)損傷の手術からの完全復活を示した。試合は終盤の追い上げもかなわず、敗戦。今季2度目の3連勝は逃した。

 復活を祝福する大歓声が谷口の体を包んだ。7回1死一塁。内角低め131キロをしゃくりあげた打球は、右翼ポール際中段席へ。「切れなければいいな」。高い弧を描いた打球は西武ファンのため息の中に消えていった。チームは劣勢。表情には出さなかったが、1088日ぶりの一発の感触は両手にしっかりと残った。

 3年の間に立場は変わった。あどけなさの残る顔立ちが女性ファンに人気で、「きゅん」づけで呼ばれる男もプロ9年目。6月には27歳だ。「もう若手じゃない」。後輩の出場機会が増える反面、自らが先発で打席に立つ試合が減ってきた。アピールの場が限られる中、「数字的にめざましい結果を出すこと」と自らに課した。5月のイースタン3試合では11打数7安打、打率6割3分6厘、1本塁打。誰もを納得させる成績で昇格切符をつかんだ。

 12日は母の日。母・里美さんは苦しい時、不思議といつもそばにいてくれた。17年の春季キャンプ地の沖縄で、右膝前十字靱帯(じんたい)の手術を決断。「たまたま」キャンプ地を訪れていた母は「いいんじゃない」と背中を押してくれた。3月16日の手術当日も「札幌まで来てくれた。寝たきりで何もできない中、いてくれるのはありがたかった」一番近くで支えてくれる存在だった。

 近くにいたのはたまたま、ではないはず。何歳になっても息子を思うのが母の愛だ。「小さいころから『体大きいね』ってずっと言われたのも丈夫な体で生んでくれたおかげ。感謝している。こうやって活躍することがいい報告」。孝行息子が母の日に最高のプレゼントを届けた。(秦 雄太郎)

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