【ロッテ】中村奨が今季初V打 右手袋外す“ひらめき”が奏功

決勝打の中村奨吾は試合後、レフトスタンドのロッテ・ファンに帽子を掲げてあいさつする(カメラ・二川 雅年)
決勝打の中村奨吾は試合後、レフトスタンドのロッテ・ファンに帽子を掲げてあいさつする(カメラ・二川 雅年)

◆ソフトバンク4―5ロッテ(12日・ヤフオクドーム)

 ロッテ・中村奨吾内野手(26)が今季初の決勝打をマークし、チームの3カード連続に貢献した。

 背番号8のバットが試合を決めた。3―4の7回に井上の同点打で追いつき、なおも1死二、三塁のチャンスを迎えた。4球連続でフォークで攻められたが「最後のフォークが甘く入ってうまく打てた」。快音を残した打球は中前で弾んだ。

 試合前にソフトバンク・内川が素手で打撃練習をしているのが目に入った。「手袋がない方が打ちやすい。試合で外すのは勇気がいるけど、とりあえず片手だけ外してみようと思った」。右手の手袋を外したことが奏功し「感覚がよくなった」。とっさのひらめきがV打につながった。

 試合前まで打率1割9分8厘4毛。パ・リーグの規定打席到達者36人中35番目だった。スポーツ紙に載っている成績表を見て落ち込むことも。それでも「希望を持ってやっていくしかない。もうダメだと思ったら終わりですから」と心を奮い立たせた。

 1か月前は打率3割を超えていたが、4月21日の練習中に清水バッテリーコーチと接触し、左目下を10針縫うケガを負った。打撃にも影響があるはずだが、言い訳は一切せず「使ってもらっている以上は結果を出すしかない」と、ひたむきにプレーしてきた。

 井口監督は「元々、クリーンアップを打っている選手ですからね。ああいうところで仕事をしてくれるのはさすがですね」と称賛した。 打率は2割ちょうど。目標の3割は諦めていない。「1本ずつ頑張っていくしかない」と奨吾。逆襲へ、静かに闘志を燃やした。

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