【巨人】坂本勇、セ界一!金本に並んだ開幕35戦連続出塁&9回意地の13号

1回1死、開幕35試合連続出塁のリーグタイ記録となる中前安打を放つ坂本勇(カメラ・佐々木 清勝)
1回1死、開幕35試合連続出塁のリーグタイ記録となる中前安打を放つ坂本勇(カメラ・佐々木 清勝)
9回無死、右越えソロを放つ(捕手・中村)
9回無死、右越えソロを放つ(捕手・中村)

◆巨人1―3ヤクルト(11日・東京ドーム)

 巨人の坂本勇が鉄人に肩を並べた! 初回1死、石川から中前安打を放ち、開幕戦からの連続試合出塁を35とし、97年に金本知憲(広島)がマークしたセ・リーグ記録に並んだ。0―3の9回には先頭で13号ソロを放つなど好調なバットは止まらず、2リーグ制後の最長記録の40試合へ勢いは加速しそうだ。試合は前日の23安打19点の猛攻劇から一転、6安打1得点に抑えられて連勝は3でストップ。2位とのゲーム差は2に縮まった。

 ヒットゾーンへ導かれるように、坂本勇のバットにはじかれた打球は中前に弾んだ。その1本の価値を誰もが理解しているからこそ、東京Dには大歓声とどよめきが交錯した。初回1死。カウント2ボール1ストライクから、石川の外角へ逃げるシュートを捉えた。「センター方向に打てているというのは、いいんじゃないですかね」。開幕戦から35試合連続出塁で、セ・リーグ記録に並んだ。前日10日に王貞治の球団記録を更新した時と同様、初回の中前安打でセ界の頂点に到達した。

 昨年まで阪神の監督を務めていた金本氏は、自らに並ぶタイ記録を作った勇人に対し「穴がない打者。速球にも内角にも強く変化球にも対応できる。(監督として対戦し)ここを攻めておけばいいという弱点がなかった。抑えられるかどうかは彼の調子次第。捕手も苦労すると思う。いい打者だ」と称賛の言葉を並べた。

 連続フルイニング出場の世界記録を持つ鉄人は、勇人にとって「試合に出ることが、プロにとって一番価値のあること。僕も金本さんのように試合に出続けていきたい」と目標としてきた存在。試合後に金本氏のコメントを伝え聞くとこう口にした。

 「うれしいことですし、もっと、いいバッターになれるように日々やっていきます」

 偉大なレジェンドの言葉を胸に、まだまだ上を目指していく。

 さらに3点を追う9回には先頭打者で梅野から右翼席へ13号ソロ。直後に打線もつながり、一発出ればサヨナラという場面まで持ち込んだ。「最終回にああやって追いつめたのはいいと思う。明日につながるんじゃないですか」。意地の詰まった一撃で今季30打点とし、打撃3部門でいずれも単独トップとなった。

 1日1安打を積み重ねる姿勢は1年目から不変だった。当時2軍監督を務めていた吉村打撃総合コーチは「自分の打席をおざなりにすることはなかった」と振り返る。さらに「他の選手と同じ練習量をこなし、なおかつ自分の強化の時間を作っていた。バネがあって体も強いし負けず嫌い。いずれ巨人の中心になると思っていたよ」と振り返った。

 原監督も「いとも簡単にという感じで、いいヒットだった」とたたえた。12日のヤクルト戦(東京D)では、セ・リーグ新記録の期待がかかる。「明日も出塁出来るように頑張ります」。その瞬間はもう目の前にある。(後藤 亮太)

試合詳細
1回1死、開幕35試合連続出塁のリーグタイ記録となる中前安打を放つ坂本勇(カメラ・佐々木 清勝)
9回無死、右越えソロを放つ(捕手・中村)
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