【巨人】4回「山本強攻」「連続代打」…原采配ズバリ

4回無死一、二塁、中前打を放つ山本泰寛
4回無死一、二塁、中前打を放つ山本泰寛

◆巨人19―7ヤクルト(10日・東京ドーム)

 それぞれが躍動した試合に、手応えを感じないはずがない。試合後の会見。原監督の表情にも、充実感が漂った。「今日のような試合はなかなかないだろうけれど、それぞれが役割を全うしたという点では明日につながるゲームになる」。5点差をはね返しての今季最大点差逆転勝利どころか、ともに今季最多となる23安打19得点の猛爆ショーだった。

 5点を追う4回。指揮官が動いた。丸、岡本、亀井の3連続中前打で1点を返し、なお一、二塁。サインを確認した山本が打席に入った後、サインを出し直した。初球。直球を捉えた鋭いゴロが二遊間を破る。「彼は今日、6番で出しているわけだから。勝負強さもあるし、強攻だったね」。期待に応える一打で好機を拡大。続く田中俊の中犠飛につなげた。

 それでもまだ3点差。原監督は4回ながら勝負手を打った。「ゲーム全体の流れを変える必要がある、と。変わらないケースもあるけれども(ベンチが)動かなければ、(試合が)動くことはない」。強い信念を持って大城、阿部と左の強打者を連続で代打に送り、勝負に出た。1死満塁から阿部のゴロを何とか処理した小川が不安定な体勢から本塁への悪送球したのも、試合の流れから言えば“必然”にも思えた。この回、一気に振り出しに戻した後は、お祭り騒ぎだった。

 7回には、8日の再昇格後、初めてスタメン起用した田中俊がチーム今季初のグランドスラムとなる2号満塁弾を放つなど今季1イニング最多となる8得点。途中から試合に入った陽、石川、大城もマルチ安打をマーク。その流れを作り出したのは、原監督の執念と言ってもいいだろう。「ぼくの執念なんて何もないです。(選手個々が)準備ができているところに価値がある」。名将は頼もしい兵をたたえた。(西村 茂展)

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