【阪神】西、4年ぶり5月に白星…7回粘投3失点で2位浮上

大喜びのファンを背にベンチを飛び出す西(左端は糸井、右は北條=カメラ・石田 順平)
大喜びのファンを背にベンチを飛び出す西(左端は糸井、右は北條=カメラ・石田 順平)

◆阪神7―3中日(10日・甲子園)

 指先の感覚を研ぎ澄ました。7回。先頭から連打で無死一、三塁のピンチ。代打・福田を内角のツーシームで二ゴロ併殺打に打ち取った。「本当に狙い通り」。この回を併殺の間の1失点で切り抜けた。7回7安打3失点でチームトップの3勝目。「調子は悪かったんですけど、最低限の仕事はできたのかなと思います」と胸を張った。

 味方が逆転した直後の3回はわずか6球で3者凡退。2回には左足首をひねった影響もあり、高橋に先制2ランを浴びたが、勝負どころは間違わない。甲子園では4試合計29回を投げ、防御率2・17と安定感が際立つ。この日は打撃でも同点の2回2死から三塁線を破るヒット。2死一、二塁から糸原の左前適時打で決勝のホームを踏んだ。「微力ながらでもチームに貢献したいというのは常に思ってます」とほほ笑んだ。

 信念で未来を切り開いた。5月だけの成績を見ると、15年から14試合勝ちなしの自身9連敗。それでも「この人生でデータ、ジンクス、気にしたことはない。そんなの気にしたって仕方ないでしょ」。占いでもいいこと、悪いことの両面があれば、いい方だけを信じるタイプ。持ち前の明るい性格で15年5月24日のロッテ戦(京セラD)以来、4年ぶりに5月の白星を手に入れ、負の連鎖を断ち切った。

 チームは今季最多の貯金「3」。ヤクルトに並び、2位に浮上した。最大「5」あった甲子園での借金も完済。矢野監督は「丁寧にいくところは(丁寧に)いって、大胆にいくところは(大胆に)いって。いつも流れをつくってくれる」と右腕に賛辞を贈った。「みんなが一丸となって戦っていけば、本当に強いチームになるんじゃないかなと思います」と西。矢野阪神に新風を吹き込んでいる。(中村 晃大)

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