【オリックス】西浦、イチロー以来の10代弾「うれしかった」

プロ初本塁打を放った中川(左から2人目)と西浦(同3人目)は、同じく本塁打を放った吉田正(左)、T―岡田(右)と一緒にポーズを決めた
プロ初本塁打を放った中川(左から2人目)と西浦(同3人目)は、同じく本塁打を放った吉田正(左)、T―岡田(右)と一緒にポーズを決めた

◆オリックス8―6楽天(10日・ほっともっと神戸)

 スタンドインを確信しても西浦は全力疾走した。1点リードの6回2死三塁。青山の128キロのスライダーを振り抜いた。打球は右翼席へのプロ初本塁打。「感触が良かったので入ると思いました。あっという間の出来事でしたがうれしかったです」と19歳に笑顔がはじけた。オリックスの10代でのアーチは1993年のイチロー以来の快挙だ。

 プロ131打席目での一発は、憧れのレジェンドOBが“庭”とした、ほっともっと神戸で生まれた。今年5月に引退したイチロー氏と同じく、高卒外野手で右投左打に俊足巧打。「全部すごいです。尊敬しています」と目標に掲げてきた。今春キャンプから田口野手総合兼打撃コーチにタイミングの取り方を指導されて打撃が向上。大先輩と同じく、高卒2年目の今季に開幕スタメンを勝ち取った。

 開幕から2番で出場を続けたが、打率2割台前半と苦しみ9番に降格。5日のソフトバンク戦(ヤフオクD)では初めてスタメンを外れた。「しんどかった。その中で結果を出そうと硬くなった」。苦しんだ中での一発に西村監督は「若いからいろんな経験をして成長してくれれば。本塁打は自信になる」と称賛した。

 打線は吉田正、T―岡田、中川も本塁打を放ち、今季初の1試合4発だ。12球団ワーストの111得点と打線の不振に悩む指揮官も「野手がいつも点を取っていない中で、全員がよく打ってくれた」とこの日ばかりは安心顔。“イチローの再来”を目指す西浦がチームを盛り立てる。(牟禮 聡志)

 ◆西浦 颯大(にしうら・はやと)1999年5月21日生まれ、熊本県出身。19歳。高知・明徳義塾高で2年春から4季連続で甲子園に出場し、ベスト4入りした2年夏は満塁本塁打。17年ドラフト6位でオリックスに入団。新人の昨季は2試合に出場して1安打1盗塁。年俸480万円。

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