リバプールが奇跡の大逆転でCL決勝へ 現地サポは大号泣で「ユルネバ」熱唱、粋な演出も

サポーターの前で肩を組んで歌うリバプールの選手たち(ロイター)
サポーターの前で肩を組んで歌うリバプールの選手たち(ロイター)

 【リバプール(7日)=森昌利】第1戦を0―3で落としたリバプールは、ホームでバルセロナに4―0で快勝し、2戦合計4―3の大逆転劇で決勝(6月1日・マドリード)に進んだ。14季ぶり6度目の優勝を目指し、決勝でアヤックス―トットナムの勝者と対戦する。

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 試合終了後、この夜2度目の「ユー・ネバー・ウォーク・アローン」がアンフィールドに轟いた。通常、キックオフ直前にレコードがかかり、赤く染まったサポーターが一斉に声を張り上げて歌うアンセムで、試合終了後にかかるのは異例だ。

 最も過激なリバプールサポーターが密集するゴール裏スタンド「コップ・エンド」前にクロップ監督を始め、コーチ陣、選手一同が横一列に並ぶと、スタジアム側が再びレコードをかけた。粋な演出だった。そしてスタジアムを埋めた老若男女がところはばかることなく号泣し、声を枯らせて「君を一人では歩ませない」と歌った。

 「この世界にはサッカーより重要なことがある。しかしこれほど人間の感情を一つにまとめる特別なものがあるのだろうか」。クロップ監督は、試合直後に開口一番、サポーターと一体となった勝利の感動をそう言い表した。現行の大会方式で決勝トーナメント史上わずかに3回しか記録されていなかった第1戦から3点差の逆転勝利。リバプールの奇跡は、天才FWメッシを擁する超強豪バルセロナ相手に達成した。

 これでRマドリード(16回)、ACミラン(11回)、バイエルン(10回)に続く史上4位となる9回目の欧州最強戦決勝進出。イングランド勢の2年連続決勝進出は2008年、09年のマンチェスターU以来の快挙となった。

 しかし昨季のリバプールはRマドリードに敗れて準優勝。エース・サラーが負傷退場し、不本意な敗戦となった。ただしその悔しさが今季の優勝につながる大きな後押しとなる。

 「この場所(決勝)に絶対に戻ってくると誓った。そして次回はこの結果を繰り返すことはできない、それだけは絶対に許せないと思った」

 決勝について聞かれると、歴史的勝利にトレードマークの白い歯を輝かせながら、破顔一笑を続けたドイツ人闘将が突如として真顔になった。自身もドルトムント時代を含めて3回目の欧州CL決勝進出。文字通り3度目の正直となって過去2回の雪辱を晴らすのか。決戦は6月1日のマドリードで行われる。

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