モンゴル出身の十両・霧馬山に新化粧まわし、羊など1500頭飼う両親も祝福

新化粧まわしを贈呈されたモンゴル出身の十両・霧馬山(左から2人目、左から母・エンフゲレルさん、一人おいて父・ビャンブチュルンさん、陸奥親方)
新化粧まわしを贈呈されたモンゴル出身の十両・霧馬山(左から2人目、左から母・エンフゲレルさん、一人おいて父・ビャンブチュルンさん、陸奥親方)

 モンゴル出身の十両・霧馬山(陸奥)が7日、東京・中央区の「GINZA SIX」でイタリアのジュエリーブランド「MIMI(ミミ)」の図柄を使った新化粧まわし贈呈式に出席した。

 2日に来日した両親の前で「化粧まわしは本当にうれしい。もっと強くなって、(横綱)鶴竜関と対戦したい」と気合を入れた。

 父・ビャンブチュルンさん(49)はモンゴルの首都・ウランバートルから東に約600キロ離れたドルノット県で羊、牛、ラクダなど約1500頭を飼う遊牧生活を送っているという。父は「もっと頑張ってほしい」と息子にエール。看護師の母・エンフゲレルさん(46)からは「横綱になってほしい」と壮大な目標を掲げられて、照れ笑いを浮かべていた。

 初土俵から約4年、新十両だった3月の春場所で9勝を挙げた。幼少期に羊を追っていたという霧馬山は晴れ舞台に「まさか(銀座で)会見できるとは思わなかった。ありがたいです。白まわし姿で稽古すると気持ちも違ってくる。これからも家族、(陸奥)部屋のために頑張ります」と、最後は表情を引き締めていた。

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