【巨人】4時間22分死闘で今季初引き分け 原監督「(救援陣が)よく頑張ったね」

12回1死二塁、マウンドでピンチのナインに声をかけた原監督(左から岡本、坂本勇、1人おいて山本、田口、小林、中島=カメラ・杉山 彰一)
12回1死二塁、マウンドでピンチのナインに声をかけた原監督(左から岡本、坂本勇、1人おいて山本、田口、小林、中島=カメラ・杉山 彰一)

◆広島3―3巨人=延長12回規定により引き分け=(5日・マツダスタジアム)

 勝てなかった。しかし、負けなかった。原監督が4時間22分の死闘を振り返る。「(救援陣が)よく頑張ったね。あそこで勇人が同点に持ち込んだところに意義があるね」。今季初の引き分けが持つ意味は、決して小さいものではない。

 勝利がなくなった延長12回、マウンドに送ったのはこの日、今季初昇格の田口だった。「力のある若い投手。(チームの)輪の中に入ってもらいたかった」。開幕ローテ争いに敗れ、ファームで牙を磨いていた左腕を、15年9月5日のDeNA戦(横浜)以来となる救援登板させた。

 先頭への四球と犠打で1死二塁とサヨナラの危機を背負うと、指揮官自らマウンドへ向かう。ナインを集め、田中を申告敬遠して塁を埋める意思を統一し、ゲキを飛ばした。その後、1死満塁としたが、後続を断った。先発・山口が7回3失点の粘投。そこから田原、戸根、中川、宮国、野上、そして最後の田口とつないで無失点リリーフを完成。開幕から救援陣の不安定さが目立っていただけに、しのぎきったのは価値がある。指揮官も「みんないい気持ちで明日を迎えられる」と好投をねぎらった。

 亀井を9回から2イニング、15年7月4日の中日戦(ナゴヤD)以来、1401日ぶりに一塁守備につかせるなど「もう総動員、総動員です」と名将も用兵の限りを尽くした。試合終了時に残っていた野手は炭谷と石川、投手は高木、畠のみ。打線は3回無死一、二塁、4回無死一、二塁、5回無死一、三塁の好機で決定打を欠いた点は反省として残るが、原監督が「お互い1点が重い3連戦だった」と話したように、3連覇中の王者と、伯仲した力を投打に誇示した。(西村 茂展)

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