【中日】阿知羅、プロ6年目初勝利 5回2失点「これからも精進したい」

与田監督に祝福される阿知羅(右)(カメラ・小梶 亮一)
与田監督に祝福される阿知羅(右)(カメラ・小梶 亮一)

◆中日6―5ヤクルト(5日・ナゴヤドーム)

 あごひげを蓄えた救世主がチームに“令和初勝利”を呼び込んだ。中日の阿知羅が今季2度目の先発で5回3安打2失点。令和初日からの連敗を4で止め、プロ6年目でプロ初勝利をつかんだ。自身初のお立ち台で「いろんな方々に支えられてここまで来た。これからずっと抑えていけるよう精進したい」と、3万6342人の大歓声に高らかに応えた。

 初回、連打で1死一、三塁のピンチを迎えたが「攻める気持ちを忘れずに向かった」と、4番・山田哲を二飛、5番・雄平を捕邪飛に打ち取った。すると2回は打者として奮闘。1死三塁で平田から譲り受けた朱色のバットを短く持ち、右前にプロ初安打&初打点の適時打。「8割は平田さんのおかげ」と謙遜した。

 昨季は1軍登板なし。プロ5年間で未勝利だった崖っぷち右腕は「何かを変えないといけないと思った」と、オフに球界では少なくなったワインドアップ投法に変えた。最初は試行錯誤。今春キャンプでは、ブルペンで何度もシャドー投球を行ってフォームを固めた。振りかぶることで威圧感が増し、190センチがさらに大きく見える効果も出た。

 与田監督は「プロ初勝利を挙げられたことがチームにとっても宝物」と、手薄な先発陣に加わった“新戦力”に期待した。(長尾 隆広)

 ◆阿知羅 拓馬(あちら・たくま)1992年11月20日、大阪府生まれ。26歳。岐阜・大垣日大高3年春の甲子園でベスト4。JR東日本を経て2013年ドラフト4位で中日入団。蓄えたひげがトレードマーク。190センチ、95キロ。右投右打。年俸700万円。独身。阿知羅という名字は全国でも数世帯だけの珍しい名前とされる。

試合詳細

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請