航空石川のプロ注目右腕・重吉、自己最速148キロを記録

スポーツ報知
自己最速の148キロをマークした航空石川・重吉

◆春季高校野球 石川県大会最終日 ▽決勝 星稜8―5日本航空石川(5日、石川県立)

 決勝が行われ、星稜が日本航空石川に8―5で逆転勝ちし、令和最初の石川県王者に輝いた。春季大会優勝は2年連続21度目で、県大会通算では2017年秋から5季連続優勝。3―2で迎えた7回に3点を奪われ逆転を許したが、2点を追う9回に5点を奪い返して勝負を決めた。エースの最速153キロ右腕・奥川恭伸(3年)は右肩の張りのため今大会一度も出場せず、指導禁止処分中の林和成監督(43)が不在の中、王者の戦いを見せつけた。両校は、6月1日開幕の北信越大会(富山)に出場する。

 王者の壁は高かった。日本航空石川のプロ注目右腕・重吉翼(3年)はこの日、自己最速となる148キロを記録したが、星稜の驚異的な粘りの前に敗れた。2点リードで迎えた9回。無死二塁のピンチを招くと、打球が重吉の左手を直撃するアクシデントに見舞われた。

 治療のためベンチに下がり7分間の中断。エースは「みんなを不安にさせてしまった。いい流れを止めてしまった」と肩を落とした。一、三塁から3連続四球を与えて同点にされたところで無念の降板。後続も失点を重ね、春季県大会初制覇の夢は目の前で消えた。

 直球とスライダーを中心に粘投した重吉だったが、「強気でいこうと思ったが、力が入りムキになり、大事なところでいつも通りの投球ができなかった」と反省の弁。中村隆監督(35)は「勝ちにいったんですが…」と厳しい表情だった。

 それでも昨秋の県大会で2回戦敗退のチームが成長し、終盤まで星稜を追い詰めたことは事実だ。北島康誠主将(3年)は「北信越では星稜にリベンジしたいが、経験値を積んだ上でいい経験をして夏につなげたい」と誓った。打倒・星稜を実現すべく、さらに実力を磨く。(三須 慶太)

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