日本航空石川・嘉手苅、重吉の投手コンビ、打倒星稜へ140キロ台マーク

5回に147キロをマークした航空石川の2年生右腕・嘉手苅
5回に147キロをマークした航空石川の2年生右腕・嘉手苅
3番手で4回を無失点に抑えた航空石川のエース・重吉
3番手で4回を無失点に抑えた航空石川のエース・重吉

◆春季高校野球 石川県大会第8日 ▽準決勝 日本航空石川4―1鵬学園(4日、石川県立)

 準決勝が行われ、日本航空石川と星稜が北信越大会(6月1日開幕、富山)出場を決めた。航空石川は、8回に主将の北島康誠左翼手(3年)が勝ち越し3ランを放ち、鵬学園を4―1で下した。身長190センチの2年生右腕・嘉手苅(かてかる)浩太が147キロ、エース右腕・重吉翼(3年)が145キロをマークした。星稜は、岡田大響右翼手(3年)の2打席連続本塁打などで輪島に11―1の6回コールド勝ち。エース右腕・奥川恭伸(3年)は出場しなかった。5日に決勝が行われる。春季北信越大会出場は、航空石川が2年連続2度目、星稜が4年連続29度目。

 嘉手苅、重吉の剛腕に、球場がどよめいた。4回から2番手で登板した嘉手苅は、190センチ、100キロの堂々たる体格から140キロ台の直球をどんどん投げ、5回に最速147キロをマークした。その回に2四死球を与え無安打で1失点を喫したが、小学生時代にU―12侍ジャパンにも名を連ねた大器は「あまり力まずに投げられた。いつもより調子もよくスピードが出ていた」と手応えを口にした。

 6回からマウンドを引き継いだエース・重吉も、負けてはいなかった。公式戦の自己最速となる145キロを計測し、4回を3安打無四球無失点。「少しスライダーが浮いたり直球がシュート回転したが、悪くはなかった」と振り返り、1年後輩の嘉手苅について「心強いし、負けたくない思いもある。お互い高め合っていきたい」と話した。

 2人の本格派右腕に、プロのスカウトも熱い視線を向けた。阪神の筒井和也スカウト(37)は、「阪神タイガースジュニア」出身で阪神ファンの嘉手苅に対し「器用に変化球も投げられるし、何よりも他の子とは体が違う」と潜在能力の高さを評価。重吉についても「質の高いボールを投げられる。オーソドックスできれいなフォームだし、これからが楽しみ」と期待した。

 決勝の相手は、昨春の決勝で0―4で敗れた星稜。嘉手苅は「2位で北信越に行くより、1位で行きたい」と語り、重吉も「星稜は甲子園に行くためにも倒さないといけない相手」と闘志を燃やした。17年秋季北信越大会決勝で航空石川が勝利して以来、県内チームに公式戦無敗を続ける王者・星稜に、最強挑戦者として立ち向かう。(勝田 成紀)

 ◆嘉手苅 浩太(かてかる・こうた)2002年12月26日、兵庫・姫路市生まれ。16歳。小1から兄の影響で野球を始める。小学生時代は「広畑コンドルズ」に所属、U―12侍ジャパンに名を連ねた。中学時代は硬式のヤングリーグ「姫路アイアンズ」に所属し、投手や内野手などを務める。190センチ、100キロ。右投右打。家族は両親と兄2人。

 ◆重吉 翼(しげよし・つばさ)2001年4月6日、京都市生まれ。18歳。向島小1年時に野球を始め、向島東中時代は「京都ベアーズ」に所属。航空石川では1年秋の北信越大会1回戦で公式戦初登板し、高岡商(富山)を2安打11奪三振に抑え完封。3年春から背番号1。183センチ、84キロ。右投左打。家族は両親と姉。

5回に147キロをマークした航空石川の2年生右腕・嘉手苅
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