【ヤクルト】バレンティン離脱救った4番・山田V打…試合前に首脳陣がチャンスとナインに意識付け

8回無死一塁、右中間に8号2ランを放ち、ナインに迎えられる村上(カメラ・小梶 亮一)
8回無死一塁、右中間に8号2ランを放ち、ナインに迎えられる村上(カメラ・小梶 亮一)

◆中日2―7ヤクルト(3日・ナゴヤドーム)

 ヤクルトが主砲不在の危機をカバーして、令和初勝利をもぎ取った。この日、打点リーグトップのバレンティンが故障で2年ぶりに登録を外れた。代わって4番に座った山田哲が初回に2点適時二塁打で先制するなど、今季14通り目の打線が機能。チーム一丸で首位・巨人とのゲーム差を1・5に縮めた。また、3連敗の中日は12球団で唯一、令和での白星がないチームになった。

 打順が違っても、心境は何も変わらなかった。初回、いきなりもらった無死満塁のチャンス。2年ぶりに4番を務めた山田哲が、不安定な又吉の直球を左翼線へ運び、大きな2点を先制した。価値ある仕事に「特別な意識はなく、普通にかえそうと思っていました。3番の時とやることは一緒。スムーズに入れました」と涼しい顔で振り返った。

 チームの危機を救った。上半身のコンディション不良を訴えていた主砲のバレンティンが、出場選手登録を抹消された。この日は又吉に相性のいい上田を2番に据え、青木は約1年ぶりに3番に組み替え。背番号1が勢いづけた打線は、中村が3打点、8回に村上がチームトップタイの8号2ランを放つ理想的な得点で、小川監督も「よーいどんでタイムリーが出たのは大きかった」と喜んだ。

 試合前のミーティング。首脳陣が意識付けしたのは、これはチャンスでもあるということだった。開幕直後に坂口が離脱すると、抜てきされた太田が台頭。96敗した17年オフから、緊急事態の可能性に備えて底上げに力を入れてきた。「自信を持って、いつでも出られるよう準備しよう。俺が、俺がと大振りせず、つないでいこう」と宮本ヘッド、石井、宮出両打撃コーチが次々に徹底した。

 チームは連敗を2でストップ。山田哲は「大事なところを任せてもらっているので、そのプレッシャーに勝てるように明日からも打ちたい」と宣言。新時代1勝は、全員が一体となったスワローズらしい勝利だった。(田島 正登)

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