【巨人】炭谷銀仁朗、移籍1号!5回一挙5点を呼んだ576日ぶりアーチ

5回無死、炭谷銀仁朗が左越えソロ(カメラ・森田 俊弥)
5回無死、炭谷銀仁朗が左越えソロ(カメラ・森田 俊弥)

◆巨人9―3中日(2日・東京ドーム)

 巨人が令和2戦目を派手な逆転劇で快勝し、連勝した。炭谷の移籍1号ソロで1点差とした5回、岡本が天井直撃タイムリーを放って同点。直後に陽が看板直撃の勝ち越し3ランで一挙5点を奪った。

 中日先発・ロメロがグラブを叩きつけて悔しがるほどの衝撃的な攻撃。好救援の高木が4年ぶりの白星を挙げるなど、投打で見応えたっぷりのゲームだった。4カード連続の勝ち越しで今季最多タイの貯金8。2位・ヤクルトとのゲーム差を2・5に広げた。

 超満員に膨れ上がったスタンドからの大歓声を、炭谷は全身で浴びた。移籍後初アーチが、試合の流れをたぐり寄せた。2点を追う5回先頭。ロメロの3球目、外角高めをフルスイング。ライナーで飛んだ打球は左翼席中段に着弾した。「(打った瞬間)行ったと思いました。負けていたので塁に出ることだけ考えて打ちました。すごくうれしかったです」。17年10月3日の楽天戦以来576日ぶりの本塁打に、思わず笑みを浮かべた。

 2回には右前打、6回には中前打を放ちチームで令和初の猛打賞も記録。「(小林)誠司も(大城)卓三もいっぱい打つので、負けないように頑張ります」。試合前まで2割8厘だった打率を一気に2割8分6厘まで上昇させた。守ってはヤングマンが降板した後は4投手を無失点リレーでリード。攻守で貢献した。

 47試合の出場にとどまった昨年のオフ。FA権を行使したが、移籍か慣れ親しんだ西武に残留か悩みに悩んだ。心の針が揺れ動く中、決断の決め手になったのは原監督の存在だった。FA宣言後の交渉解禁と同時に、登録していない番号から着信が入った。電話は取れなかったが、直後に送られたショートメールには原監督の名前があった。驚きもあったが、必要とされていることを実感。交渉の席で「今、優勝するために力を貸してくれ」と言われ心は固まった。

 初お立ち台 巨人への移籍を決断後、毎年行っている後援会では最後のあいさつで力強くこう口にした。

 「今年(昨年)はこんな成績で悔しい思いをしました。でも、僕はまだまだ死んでいない。原監督の一言で、野球人として戦うべきだと思ってジャイアンツを選びました」。覚悟を決めて飛び込んだ新天地。「厳しい声は結果で覆すしかない」と言い続けた男が、この日主役の一人となった。

 原監督も「いいリズムで攻撃に入る中で8番打者の炭谷が目の覚めるような一本というのは、流れを遮断して非常にいい風をこっちに向けてくれた感じがするね」と最敬礼した。

 試合後、移籍後初のお立ち台では「連勝を伸ばせるように頑張ります」と宣言。今年で32歳を迎える炭谷の野球人生は、これからが本番だ。(河原崎 功治)

 ◆志願の特打ち ロメロに雪辱

 炭谷は前回対戦で敗れたロメロに対し、気合に満ちあふれていた。この日は、チームの中で一番乗りで打撃練習を行った。若手よりも誰よりも早くバットを振った「志願」の特打だった。

 実はこの日、裏方さんらの集合時間は午前10時過ぎ。だが、当初の予定と変わり、30分程早まった。球団関係者は「早くから打ちたいという人がいたみたいで、それなら僕たちも、ね」と笑顔。炭谷の熱意に裏方も協力したい―と進んで動いた。

 フリー打撃では快音を響かせ鋭い打球を飛ばした。練習後に相川バッテリーコーチから「今日いい感じでバットが出ているんじゃない?」と言葉を投げかけられ、気分を良くした。本人も「今日はかなりいい感じで打てています」と手応えを感じ、そのまま結果となって表れた。

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