兵庫・尼崎市出身の演歌歌手・紫艶(本名・中江ひろ子)さんが亡くなっていたことが2日、分かった。41歳。
関係者によると、紫艶さんは今年3月7日以降、連絡が取れなくなり、都内で生活する部屋を家族が訪ねたところ、帰らぬ人に。病死という。
3歳から民謡でノドを鍛えた紫艶さん。実家が代々たばこ店で紫煙をもじって芸名を紫艶に。美貌と整った体形から着物を着ない演歌歌手としても注目された。吉本演歌歌謡新人オーディショングランプリ、日本有線大賞新人賞などを受賞した。
2016年に紫艶さんとの「20年愛」が騒がれた落語家・桂文枝(75)はこの日、大阪・なんばグランド花月での公演に出演。出番を終えると、関係者口にベタ付けした黒のワンボックスカーに足早に乗り込んだ。車内ではグレーのハンチング帽を目深にかぶり、大きめのマスクで完全防備。「紫艶さんが亡くなりましたが」という報道陣からの呼びかけにも答えることなく、帰路についた。
吉本興業は「対応することはありません」とした。