井上尚弥「令和を代表するボクサーでありたい」…19日、英国でWBSS準決勝

令和の目標に「駆」を記した井上尚弥
令和の目標に「駆」を記した井上尚弥
スパーリングで抜群の動きを見せた井上尚弥(左)
スパーリングで抜群の動きを見せた井上尚弥(左)

◆プロボクシング ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝▽世界バンタム級(53・5キロ以下)12回戦 WBA王者・井上尚弥―IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(18日、英グラスゴー・SSEハイドロ)

 令和を駆け抜け、名を残すボクサーになる―。WBA世界バンタム級王者の井上尚弥(26)=大橋=が平成最後の日となった30日、横浜市内の大橋ジムで、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=との「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」準決勝(18日=日本時間19日、英グラスゴー)に向けた練習を行った。WBOスーパーフライ級のユース王者を相手に、気合の入った5ラウンドのスパーリングを消化した。

 井上が令和に向けて選んだ一文字は「駆」。「令和を駆け抜けるという意味。世界王者のまま駆け抜けて、先の時代に名を残すような令和を代表するボクサーでありたい」。その思いを体現するかのように、約3週間後のロドリゲス戦に向け、火の出るようなスパーを見せた。

 「ナイスジャブ!」「ナイスカウンター!」。パートナーの体が揺らぐたびに、陣営の声が飛ぶ。WBOスーパーフライ級ユース王者のフィリピン人ボクサーを相手に5ラウンド。アマチュアで200勝し、プロでも9勝(7KO)というハードパンチャーの動きを冷静に見極め、切れのあるパンチを繰り出す。時折見せた絶妙なカウンターに、相手の足は後ろに下がるだけだ。

 「気合が入っていたね」と大橋秀行会長(54)。父の真吾トレーナー(47)も「どう見えました? プレッシャーもかけたし、冷静さもあった。カウンターが出せるというのは、相手のパンチよりも速くないとできない。ベストじゃないとできない動き」と、順調な仕上がりぶりをこう表現した。

 「平成最後の練習は好調でした。動き、良かったです。(カウンターも)体の反応で出せたもの。順調」と井上。WBSS決勝の相手が、WBA世界バンタム級スーパー王者ノニト・ドネア(36)=フィリピン=に決まった。ドネアは井上との対戦を熱望したが、井上自身は「準決勝は『一ファン』として見ていました。自分の予想ではドネアでした」と話すのみ。「今はロドリゲス戦に集中」と何度も繰り返した。

 令和を迎えることについて改めて聞かれると、しばらく考えた後に「ボクシング人生が終わった後に、令和を代表するボクサーとして名前が残ればいいなと思う」と繰り返した。大橋会長が平成初の世界王者。弟の拓真(23)が平成で最後にWBC暫定世界王者になった。令和で初めて世界タイトルを防衛するのは同じジムの尚弥が決める。(谷口 隆俊)

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