【ヤクルト】五十嵐、連日の勝ち投手で単独トップ5勝 あるぞ月間MVP

5勝目を挙げた五十嵐は、最後を締めた石山(右)からウィニングボールを受け取る(左は小川監督=カメラ・関口 俊明)
5勝目を挙げた五十嵐は、最後を締めた石山(右)からウィニングボールを受け取る(左は小川監督=カメラ・関口 俊明)

 白星を呼び込む連日の快投で平成を締めた。同点の9回2死二塁のピンチ。ソトとの勝負を決めた五十嵐は149キロの力強い直球1球で中飛に打ち取った。前夜は2回を投げ、デーゲームのこの日は雨でマウンドがぬかるむ悪環境。7点リードを逆転され、絶対に落とせない展開だった。直後の延長10回に勝ち越し、球団でオール救援の月間5勝は、昭和最後の1988年8月に伊東が6勝して以来だ。

 「ゼロに抑えられたことは良かった。去年を考えたら、今の立ち位置は想像できない」。ソフトバンクを戦力外になり、昨年末に古巣復帰。年俸3億6000万円から2000万円までダウンしても、何の迷いもなかった。「お金の問題じゃない。頑張る理由はファンのためだけしかないよ」の言葉に偽りはない。マウンドへ送られる声援はひときわ大きく、自身もベンチから若手に負けじと大声で鼓舞する。

 現役投手最長の日米通算22年目。28日に40歳になる。“投げれば勝利”と福を呼び続け、月間MVPの可能性も浮上。「平成は今日で終わりだけど、何が起こるか分からないことが多い。野球としっかり向き合って練習していたら、悪いことは起こらないのかな」。最盛期を知る石井投手コーチの助言を全て受け入れ、チームの信頼は確実に厚くなっている。昭和に始めた野球人生。背番号53がひとつの時代を全力で駆け抜けた。(田島 正登)

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