山下健二郎の2本柱「ダンス&釣り」…目指せ所ジョージの人生

インタビューに応じた「三代目J SOUL BROTHERS」の山下健二郎
インタビューに応じた「三代目J SOUL BROTHERS」の山下健二郎
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インタビューに応じた「三代目J SOUL BROTHERS」の山下健二郎
インタビューに応じた「三代目J SOUL BROTHERS」の山下健二郎

 山下健二郎(33)が所属するダンス&ボーカルグループ「三代目J SOUL BROTHERS」(JSB)のドームツアーが、13日の京セラドーム大阪からスタートした。山下は「この1年ライブをやっていなかったから体がウズウズしていた」とツアーを心待ちにしていたそうだ。JSBに加入するまでは苦労の連続で「もし入れなかったら釣りのプロも考えた」という。日テレ系情報番組「ZIP!」のパーソナリティーを担当して1年がたち認知度も全国区に。昨年は趣味を生かした「山フェス」も開催した。憧れの所ジョージ(64)を目指し、近郊でベース(基地)探しもしている。

 13日から三代目JSBのドームツアーがスタートした。山下はメンバーで唯一音楽活動から遠ざかっていただけに、ライブへの期待感も大きかったという。

 「ボーカル2人とELLYはソロツアーだったり、リーダーのNAOTOさんと(小林)直己さん、岩(田剛典)ちゃんはEXILEとしての活動があって、僕だけライブがなかった。ライブは毎回強く気持ちが入るんですが、今回は早くやりたくてウズウズしました。1年空きましたが焦りよりも『これからこうしてやっていこう』と、自身をしっかり見つめ直すいい時間だったと思います」

 ―ドームツアーも今回で4度目になる。

 「プレッシャーよりモノを一緒に作っていくという楽しみの方が強く、やりたいことはみんなの頭の中にあってアイデアがどんどん出てきました。リハもスムーズで煮詰まったりすることもなく、割とスピーディーに集中して作れたと思います。やっているうちにこれは自分たちが考えるところ、これはスタッフさんに任せるところとか研ぎ澄まされてきますね。見どころですか。会場に入った時、一目でいつもと違うなって、感じてもらえると思います。はい」

 この1年は個人活動が充実。「ZIP!」に出演して丸1年がたち、お茶の間での認知度も上がっている。

 「番組はすごく楽しくてやりがいあります。世の中の動きにも注目するようになって自分のためになっているな~って感じます。ZIPファミリーと早く仲良くなりたいから、食事にも行ったりしています。映像を通してみんな仲がいいと思ってもらえたらうれしいし、距離が近いとコメントのやり取りもスムーズになるんですよ。三代目のファンって若い層が多いじゃないですか、ZIPやってからは地方に行くと『番組見てます』って年齢問わず言ってもらえるんですよ。認知されてきた実感あります」

 この世界に飛び込んだのはEXILEと“共演”して、パフォーマーという職業に心を奪われたからだ。

 「最初はダンスが好きでただ踊っていただけでしたが、07年にEXILEのバックダンサーとしてライブに出させていただいて、初めてパフォーマーという職業があることを知りました。僕、USJでダンサーやっていたんですが、この時ですね、明確にそこを目指したいと思い始めたのは。それでEXPG大阪校ができると聞いてすぐに入りました。一般生で月謝2万5000円ぐらいだったかな。その後特待生に受かって『アーティストを目指すならインストラクターをしながらの道もある』という話をいただいて、USJを辞めて契約社員になりました」

 パフォーマーを目指したが最初は畑違いの役者からの挑戦だった。そこにはなりふり構ってはいられない事情があったようだ。

 「LDH主催のオーディションって毎年何個かあるんですが、ボーカルバトルは絶対に無理なのは分かっていたんで(笑い)、パフォーマーと演じる部分では関係があるなと思って劇団EXILEのオーディションを受けました。正直何でもよかったんです。とにかく東京に行って会社の上の人たちに自分の名前と顔を覚えてもらおうと必死でした。この時に受かったのは青柳(翔)や小澤(雄太)、秋山(真太郎)さんらで、僕は候補生として引っかかった感じです。最終的に劇団EXILE風組に所属となりましたが、ずっと『JSBに入りたい』と上の方に伝えていました。HIROさんにはちょっと怖くて言えなかったです(笑い)」

 三代目JSBが結成に向けて動き出した時、このアピールが効いていく。

 「最初はリーダー2人とELLYの3人のパフォーマーでJSBができると聞きました。並行して2人を選ぶボーカルバトルがたち上がって『5人グループじゃない。自分にもチャンスある』と思っていたら『JSBになりたい』という思いをくんでもらい、ELLYと岩ちゃんらと一緒に最終オーディションの3人に選んでいただきました。1週間の山中湖合宿は一生懸命過ぎてあまり覚えていない。朝起きて寺の掃除して座禅、朝食取ってダンスと演技レッスン。夜飯食ってまた練習に洗濯。夜中の1、2時ぐらいまでやって4時起床の繰り返しだったな~。合宿が終わってすぐボーカルに受かった今市(隆二)、登坂(広臣)とEXPG東京校で初めて顔合わせました。7人で課題曲を会社の方にお披露目しましたが、合格を告げられたのはEXILEのツアーのリハの時で、HIROさんから『正式に三代目JSBのパフォーマーとして迎えたい。おめでとう』と。もう純粋にうれしかったです」

 2010年にデビューすると一気にスターダムに。5年目の14年には日本レコード大賞を初受賞し、翌年にはドームツアーを開催するまでに成長。快進撃の裏には7人の絆の強さがある。

 「よくボーカルとパフォーマーの壁っていう話を聞きますが、僕らはあんまり意識したことないですね。もちろんボーカリストはスペシャルだけど別に壁はいらないのかな。モノを作り上げるベクトルは一緒だし、そこはお互い遠慮していない。たぶん今市と登坂の器が大きいんですよ。僕らを全部受け入れてくれる優しさがある。もちろん2人ともプライドはあるでしょう。歌へのアプローチの仕方も好きな曲も違う。でもそれは自分のソロツアーでやって、三代目の時はみんなで作っていこうという意識があると思います。だからこそグループが仲良くて同じ方向を向いて進んでいけるんじゃないでしょうか」

 ―2人の初印象は。

 「EXPGで初めて会った時は正直、自分のことでいっぱいいっぱいで『あなたたちは合格しているかもしれないけど、俺たちはまだ何も決まっていないから』って感じ。ボーカルバトルを見ていて2人の気合は感じましたが、僕らも相当ギラついていたらしいです。2人とも『3人の目が怖すぎて目を合わせられなかった』って言ってましたよ(笑い)。僕自身、年齢的にもラストチャンスと思って、これがダメなら全部辞めて京都に帰ろうと決めていましたからね。もし三代目に入れていなかったら裏方に徹するか、インストラクターでやっていく道もあったかもしれない。冗談抜きで釣りのプロになろうとも考えていました」

 釣りはダンスとともに人生の2本柱―。釣り歴はダンスよりも長い。

 「釣りはダンスと同じくらい好きです。パフォーマーで表舞台に立てるのは期限がありますがダンスは生涯できるし、同じように釣りも一生できる。僕の中で一生やめない2つに出会えたのは超ラッキーで、人生を豊かにしてくれたと思います。釣りを始めたのは小3の時です。漫画『グランダー武蔵』とかに影響されて友達とバス釣りに挑戦しました。池とか川で休みの日は琵琶湖に出かけたり。ド素人で誰にも教わっていないんで始めて1年間はヒットなし。『1度釣ったらやめよう』と思っていましたが、実際に釣れたらもうやめられなくなりました」

 ダンスに釣り、俳優に司会業とマルチな才能を発揮しているが、目標としているのが所ジョージという。

 「僕、憧れが所さんで、夢が所さんの“世田谷ベース”なんです。大げさかもしれないですけど、そこで生涯を終えたい、好きなモノに囲まれて死んでいきたいって思います(笑い)。所さんの好きなモノと僕の好きなのがかぶっているのもあれば、違うのもあります。それよりも所さんの思想なり考え方だったり、所さんの雰囲気や器の大きさというのに憧れています。僕なりのそういう人、そういう大人になれればいいなって思います」

 ―ベースになるような物件を探している。

 「できれば近い将来ベースを作りたいです。みんながリラックスして遊べたり、憩いの場があったらいいと思います。実際に何個か見たこともあります。時間が空いた時に(物件を見に)現地に行ったりしましたけど、東京はえげつないぐらい家賃も土地も高いので現実的じゃないです(笑い)。山梨いいですね。あと茨城だったりとか。ちょっと車で行けるような土地に(ベースが)できたらいいなと思っています。本当に東京は高いから無理(笑い)」

 自分の生きる道を切り開いていく気骨。この情熱が周囲も動かす。愛される男はこれからも脇目も振らず夢を追い続けるだろう。(ペン・国分 敦、カメラ・小泉 洋樹)

 ◆三代目に全力

 14年に岩田剛典らが合格したEXILEのパフォーマーバトルにエントリーしなかったのはなぜなのか。

 「自分は元々、EXILEさんのライブをバックダンサーとして見てこの世界を意識するようになりました。だからそこに思いはすごくあるのですが、初めから受けようという気はなかったです。オーディションを受けたいというよりも自分は三代目をしっかりやり切ろうという気持ちが強かった。もし自分がEXILEと三代目の2つを掛け持ちしたらキャパオーバーになって、どちらのグループにも迷惑をかけると思いました。その気持ちは今でも変わりません。僕とELLY、岩ちゃんの3人の中で岩ちゃんだけ受けたけど、そこに変なこだわりはないです」

 ◆俳優でも活躍

 ダンサーや趣味人の顔を持つ一方、俳優としてドラマや舞台で活躍している。

 「劇団EXILEに入ってからパフォーマーになって、演技を全く知らない中で舞台に立ってドラマとかにも出させてもらいました。役者業をもっと見つめてやりたい思いもありますが、自分の得意なジャンルで、楽しめるキャパでやっていきたいというのはあります。今、一番すごく僕の中で合っているのは東京03の方や山本舞香ちゃんとやっている『漫画みたいにいかない。』という舞台です。東京と神戸で上演させていただいて今度、静岡公演(6月19、20日)も決まりました。恋愛もの(「Love or Not」とか)もやっていて面白いんですが、ビデオでもう一度見返したいのはコメディーです。役者さんもムロツヨシさんとか演技がうまい人、味がある人が好きです」

 ◆山フェス開催

 昨年、釣りやスニーカー収集などの趣味を生かしたイベント「山フェス」を横浜アリーナで開催した。

 「以前からやりたかった企画でした。年に1回のペースでやりたいんですが、僕のスケジュールや会場の関係があるんで…。去年はほぼ半年間であれこれやったんですよ。半年って長いと思っていたんですけど、いざやってみると出演者のブッキングとかなかなか決まらなくて『やばい、やばい』って。もう最後の1か月は超焦りました。次回はもうちょっと余裕を見てやりたいので、年明けぐらいにできたらいいなと思っています。自分の中では山フェス=『オールナイトニッポン』というか、4年間番組をやったからこそできたイベントなんです。ラジオをやったから写真集も出せたし、いろんな人とつながってフェスもできた。これからもラジオを通していろいろなことをやりたいし、そのための企画も考えています」

 ◆山下 健二郎(やました・けんじろう)1985年5月24日、京都府出身。33歳。高校卒業後、USJのダンサーをしている時にEXILEのライブのバックダンサーとして出演してEXPG大阪校に入所。2010年、劇団EXILE風組に加入。同年、三代目J Soul Brothersのメンバーとなり、シングル「Best Friend’s Girl」でデビュー。11年日テレ系「ろくでなしBLUES」でドラマデビュー。17年、配信ドラマ「Love or Not」が話題に。昨年から「ZIP!」の火曜日パーソナリティーに。身長179センチ。

インタビューに応じた「三代目J SOUL BROTHERS」の山下健二郎
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