浦和、平成ラストゴールが注目される裏でGK西川が危惧することは…

浦和GK西川周作
浦和GK西川周作

 浦和は28日のアウェー・清水戦(アイスタ)で平成ラストゴールに期待がかかる中、元日本代表GK西川周作(32)には、ひそかに気がかりなことがある。

 平成最後となる28日午後4時キックオフは、J1・清水―浦和とJ2・山口―金沢の2試合のみ。浦和はエースFW興梠、セットプレーからの得点力が光るDF槙野らに記念ゴール達成の可能性がある一方で、守護神の心配は別にあった。

 攻撃陣が得点を決めたとしても試合終盤で自らが失点した場合、そのゴール映像は「平成最後のゴール」として歴史に刻まれることになる。西川は「一生(映像が)流されますよね。ここぞという時に不名誉なことは残したくない。ゼロ締めしたいです」。自身が無様にゴールを割られるその光景が歴史に残るのは、何としても阻止したいのが本音だ。

 チームはリーグ戦で2試合連続完封中。相手に押し込まれながらも西川がビッグセーブを連発し、無失点に抑えてきた。今季の好調ぶりを「自分のイメージとコンディションもそうだけど、シンプルに良い感覚でやれてる」と理由を明かす。

 相手にボールを支配されれば当然、守備にまわる時間が長くなってしまう。その中で「我慢強く、メンタル的に落ち着いてドシっと構えてる感はある」と自己分析する。ゴールキーパーは試合を通してプレー機会が少ない方がチームにとってプラスだが、「プレー回数が多い方がやりやすい。なかなかボールが来ない中で一発やられた試合も過去に数多く経験しているので」と語る。

 今季から新たに日本代表のGKコーチ経験がある浜野征哉コーチの指導を受けている。特に意識するのは守備時の予備動作。シュートを打たれる直前に小さく跳ぶ「プレジャンプ」の質を上げ、シュートに速く反応してより遠くへ跳ぶための練習を重ねてきた。プロ15年目の32歳。浦和で14年から5年連続全試合出場中のベテランは、時代が移り変わってもまだまだスキルを磨いている。

 新元号「令和」初開催の5月3日で最も早い午後2時キックオフは、J1が浦和―磐田と広島―横浜M、J2・金沢―福岡の3試合。浦和は平成ラスト&令和初の記念ゴールのダブル制覇できる“権利”がある。

 西川は平成最後の試合で不名誉な記録の回避を肝に銘じる一方で、「逆に良いところで(記録を残したい)ね。ジュビロ戦のゴールを狙ってほしい」。令和初ゴールをピッチの一番後ろから見届けるつもりだ。(星野 浩司)

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