張本智和、世界ランク157位に敗れ号泣「信じられない気持ち」

4回戦で敗れ悔しがる張本智和(カメラ・矢口 亨)
4回戦で敗れ悔しがる張本智和(カメラ・矢口 亨)

◆卓球 世界選手権個人戦第5日 ▽男子シングルス4回戦 安宰賢4―2張本智和(25日、ハンガリー・ブダペスト)

 【25日=林直史】男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク8位の丹羽孝希(24)=スヴェンソン=が4―2でプツァル(クロアチア)を下し、2大会連続8強入り。同種目では日本勢40年ぶりのメダル獲得に王手をかけた。同4位の張本智和(15)=木下グループ=は2―4で157位の安宰賢(韓国)にまさかの敗戦。大会史上最年少の15歳でのメダルに届かなかった。

 張本は早すぎる終戦にベンチからしばらく動けなかった。「何も考えられなかった。ただ、信じられない気持ちで」。最終ゲーム。苦しめられ続けた相手の投げ上げサーブをフォアハンドで払いにいったが、台から外れ、16強での敗退が決まった。史上最年少で8強に入った前回大会にも届かず、試合後の取材エリアで今大会にかけた思いを問われると、珍しく号泣した。

 日本勢40年ぶりのメダルの重圧か、得意のチキータが精度を欠き、対応力も鳴りを潜めた。13歳だった前回とは異なり、第4シードとして臨んだ大会。24日の3回戦は過去2戦2敗のフレイタス(ポルトガル)をストレートで下し、決勝まで中国勢と当たらないことも確定していた。大会最年少での表彰台も現実味を帯びてきた中で「特別緊張していた。あと少しでメダルというところで守りに入ってしまった」と吐露した。

 大会前にけんしょう炎と診断された右手薬指は今でも痛みが残っていた。それでも「影響はなかった」と言い切り、「実力が足りなかった」と真摯(しんし)に受け止めた。「東京五輪まで1年半もない。メダルを取って自信をつけたかった」。悔しさは来年の大舞台で晴らすしかない。

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