札幌大谷大、初の1部へ秘策“ハンマートレ”多い時は1日300回地面叩き

ハンマーを使用してトレーニングする札幌大谷大・嵩
ハンマーを使用してトレーニングする札幌大谷大・嵩
棒を使用して下半身の動きを確認する札幌大谷大・河合
棒を使用して下半身の動きを確認する札幌大谷大・河合
初の1部で活躍を誓う札幌大谷大ナイン
初の1部で活躍を誓う札幌大谷大ナイン

 野球の全日本大学選手権(6月10日開幕、神宮ほか)の切符をかけた札幌6大学春季リーグ戦が30日、札幌円山球場で開幕する。社会人のJR北海道などでエース左腕として活躍した神田幸輝監督(46)率いる札幌大谷大は、創部8年目で初の1部リーグに参戦。神田監督直伝のハンマーと棒を使った“ホームセンタートレ”で成長を遂げた投手陣が、初陣で暴れ回る。また、27日開幕の道6大学春季リーグ戦は、苫小牧駒大が2連覇を誓った。

 ドスン、バスン―。札幌大谷大グラウンドに近づくと、快音とは違った鈍い音が聞こえてくる。重さ約7キロのハンマーを使って、地面を豪快にたたいているのは投手陣だ。続いて約160センチの棒を背中に抱えるように、投球フォームを確認した。神田監督は「昭和っぽいですが、これがいいんです。僕も現役時代は毎日、やっていた」と明かした。

 ハンマーと棒。ホームセンターで売っている2つだが、これが飛躍の秘密だった。神田監督が社会人チームのサンワード貿易時代に、元プロ野球選手で鉄腕・稲尾和久と西鉄でバッテリーを組んだ故・和田博実コーチに勧められたトレーニング。「投手は下半身と上半身の連動性が大事。下の力を上に伝える練習になる」と、指揮官が創部初年度から導入した。

 昨秋の2部リーグ戦でチームトップの5勝を挙げたエース右腕・河合大輝(3年)=札幌光星出=も“ホームセンタートレ”で開眼した1人。多い時は1日300回ほどハンマーを叩き続け、「先端が重いハンマーで腕を振る感覚をつかんだ」。棒は下半身の踏ん張りが身につくことで制球が安定し、北大との入れ替え戦第1戦は、9回2失点と好投した。

 弟分の札幌大谷高は昨秋の明治神宮大会を制し、センバツでも初勝利を挙げた。主将の近藤貴弘内野手(4年)=札幌日大出=は「すごく堂々といい顔して野球をやっていた。僕らも全員が初めて1部で戦うが、堂々と戦いたい」。“神宮”を目指す初舞台。弟分の勢いにも乗り、台風の目となる。(清藤 駿太)

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