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【平成ラストG1「天皇賞・春の追憶」和田伊久磨が語る】平成4年(92年)メジロマックイーンVSトウカイテイオー

“世紀の対決”はメジロマックイーン(左)に軍配が上がった
“世紀の対決”はメジロマックイーン(左)に軍配が上がった

 「きんさん ぎんさん」が流行語大賞に選ばれ、バルセロナ五輪の金メダリスト、岩崎恭子選手の「今まで生きてきたなかで一番幸せです」の名言が生まれた平成4年。競馬で一番盛り上がったのは天皇賞・春。メジロマックイーンとトウカイテイオーの「世紀の対決」に注目が集まった。

 連覇を狙うステイヤーか、骨折から復活した無敗の2冠馬。「どの馬が勝つか」ではなく「どちらが強いか」に焦点が絞られた。

 結果はマックイーンが完勝で連覇を達成し、テイオー(5着)が馬群に沈み、名勝負とはならなかったが、担当2年目の自分にとって、戦いまでの過程に記者としての楽しさ、やりがいを感じさせてもらった意味でベストレース。

 この戦い、テイオーが日本ダービー以来の復帰戦となった大阪杯の追い切りまでさかのぼる。

 名手・岡部が栗東にかけつけ追い切りに騎乗。G2では超異例の共同会見が開かれた。ベテラン記者がコーヒーを差し出すと「サンキュー」といって受け取る姿でさえ新米記者にとっては記憶に刻まれた場面。そして、語り継がれることになる「地の果てまでも走れそう」が飛び出した。

 言葉通り、大阪杯を馬なりで勝ち、雌雄を決する天皇賞ウィークへ。追い切り前からスポーツ紙は1面で扱うほどヒートアップし、マックイーンの主戦・武豊騎手から「テイオーが地の果てまでなら、こちらは天まで昇る」とのリップサービスも飛び出した。結果へつながる線、過程の大切さを学ばせてもらった。

 翌年はマックイーンがライスシャワーに3連覇を阻止され、2度目の骨折で失意のどん底に落ちたテイオーが、有馬記念で劇的復活を遂げた。平成9年にJRAの年間売り上げは4兆円を突破。競馬ブームの真っただ中で巨星2頭の走りを見続けられたことが、振り返ってみれば「一番幸せ」だったと思う。(編集委員・大阪本紙予想担当)

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