【日本ハム】輝星、初無四球課題クリア「ボールのレベルも上がっている」3回5安打1失点

イースタン・ヤクルト戦に先発した吉田輝星
イースタン・ヤクルト戦に先発した吉田輝星

◆イースタン ヤクルト2―0日本ハム(21日・戸田)

 平成最後の怪物が本来の姿を取り戻し始めた。日本ハムの吉田輝星投手(18)が21日、イースタン・ヤクルト戦(戸田)に先発。敗戦投手となったが、3回5安打1失点と好投した。公式戦5戦目で初の無四死球と課題の制球も修正し、加藤武治2軍投手コーチ(41)は「(昨)夏の甲子園の状態に徐々に近づいている」と評価。次戦は29日、イースタン・DeNA戦(鎌ケ谷)でイニング数を延ばし先発予定だ。

 リラックスした右腕から放たれる直球が的確にストライクゾーンを突いた。3回2死二塁。吉田輝は5番・中山の胸元を140キロでえぐった。詰まらせた打球は三塁後方の力ないフライ。「試合重ねる毎に良くなっている」。体の力を抜いても、威力はある。代名詞の直球で予定イニングの3回をわずか39球で終わらせた。

 この日のテーマは〈1〉直球で押すこと、〈2〉四球を出さないことの2つ。変化球は要所だけ。「(打者に)ストレートって分かるカウントでもストレートで行った」。2回は先頭・中山に3ボール1ストライクから直球を右前打。1死一、二塁のピンチを背負った後、8番・古賀に1ボールから投じた直球が、詰まらせながらも右前に運ばれ1点を失った。

 どちらも、打者有利のカウントから「バランスを重視」して投げた直球だった。ストライクを取りに来る直球を打者が待っている状況。“飛んで火に入る夏の虫”状態でも「完璧な二塁打だったり、本塁打だったらまだまだだなって思いますけど、詰まった逆方向だったので」と手応えがあった。最速は147キロを記録し、平均球速は144キロまでアップ。「(平均球速は)高校時代と比べてもすごく変化した。カウント取るボールのレベルも上がっている」と直球は日々威力を増している。

 精度、威力を両立した直球が増え、無死四球のまま役目を終えた。前回登板の13日、ロッテ戦(鎌ケ谷)は3回で4四球。制球は大きな課題だったが、「ボールにまとまりが出てきた。1週間でよくここまでやってきた」と加藤コーチ。次回登板は29日、DeNA戦(鎌ケ谷)。中7日で迎える平成最後のマウンドで、さらなる成長を示す。(秦 雄太郎)

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