【神戸】ビジャ2戦連続欠場&イニエスタ負傷欠場で3連敗…ポドルスキが10分以上語った現状

スポーツ報知
浦和に敗戦し、肩を落としてサポーターへあいさつに向かうポドルスキ(左端)ら神戸イレブン(カメラ・関口 俊明)

◆明治安田生命J1リーグ第8節 浦和1―0神戸(20日・埼玉)

 フアンマヌエル・リージョ監督(53)と主将の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(33)の“ダブル退任ショック”に揺れる神戸は、浦和に完封負けで3連敗。吉田孝行新監督(42)の初陣を飾ることはできなかった。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)は、負傷で今季初のメンバー外。右足内転筋に痛みを抱える元同代表FWダビド・ビジャ(37)と主力2人の欠場が響いた。

 再出発に臨む神戸イレブンの前に、さらなるアクシデントが待っていた。突然の監督&主将交代から3日後に迎えた浦和戦。キックオフ2時間前に発表されたメンバーに、イニエスタとビジャの名前はなかった。

 イニエスタは前節までの7試合にフル出場しており、リーグ戦でのベンチ外は今季初。ビジャは2試合連続での欠場だった。予想外のスタートとなった一戦は前半8分、左SBの三原からのバックパスを受けようとしたDF大崎が足を滑らせ転倒。ボールを拾った浦和FW興梠がペナルティーエリア内に入ると、対応したDFダンクレーが足をかけて倒してしまい、PKで先制点を献上した。「自分のミスがなければ…」と大崎。不運なミスで早々に流れを手放した。

 攻撃陣は反撃に出るが、“VIP”トリオの2人の不在が大きく影響した。積極的にボールに絡みチャンスメイクするイニエスタがいないことで、ゴール前での細かいパスワークは影を潜めたまま。ボールは支配するものの決定機の数は少なく、そのチャンスも決められず7試合ぶりに無得点に終わった。吉田監督は「悪いサッカーはしていないが、後半のチャンスは仕留めないといけない」と厳しい表情。イニエスタの欠場理由はけがだと説明し「全然大きな問題ではない。その程度のけが」と軽傷を強調した。

 前監督の契約解除と同日に、自身のツイッターで主将を降りることを明かしたポドルスキは試合後「3、4週間前からチームが落ち着かない状態で、その時から考えていた。監督が代わったタイミングで話をして、自分に対する信頼を含めてハッキリしたものが見えなかったので主将マークを返した。チームが良くなると思ってこうしたんだ」と釈明。「自分も子供じゃない。主将じゃなくなっても今まで通り、クラブのためにささげる」と言葉に力を込めた。10分以上にわたりミックスゾーンで熱弁したが、結果が伴わなければクラブを取り巻く空気は不穏なままだ。

 背番号10に代わってゲームキャプテンを務めた日本代表MF山口は「まだ試合は続く。ポジティブな部分を前向きに捉えていきたい」と切り替えた。次節(28日)の相手は、3連覇へ調子を上げてきた川崎。もう負けは許されない。(種村 亮)

 ◆神戸の経過

 ▼4月17日 リージョ監督の契約解除と、後任に吉田前監督が就くことを発表。クラブは広島戦後、指揮官が辞任の意向を示したと説明した。同日の練習後、ポドルスキが自身のツイッターで、昨季から務めていた主将の座を降りたことを明かした。

 ▼同18日 ポドルスキが連日のツイート。英語で「誠実さを与えられない人々からの忠誠を期待することはやめる」との意味深長なメッセージを残した。

 ◆イニエスタの負傷 バルセロナに所属していた09年5月、マンチェスターUとの欧州CL決勝で以前から痛めていた右太ももを再び負傷。スペイン代表として出場予定だった6月のコンフェデ杯を見送った。昨季、神戸に移籍して以降は9月1日の札幌戦で足を負傷したが、次節のG大阪戦(同15日)には復帰。けが以外では、08年の欧州選手権本大会直前に食中毒にかかり、入院したことも。同大会には出場した。

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