【F東京】8戦無敗!久保いなくても奪首 本気でタイトル獲得に燃える選手層と結束力

後半26分、決勝ゴールを決め、ジャエル〈16〉に抱き上げられて祝福されるF東京・ディエゴオリベイラ
後半26分、決勝ゴールを決め、ジャエル〈16〉に抱き上げられて祝福されるF東京・ディエゴオリベイラ
前半、広島・渡(中央下)に倒されるF東京・大森
前半、広島・渡(中央下)に倒されるF東京・大森

◆明治安田生命J1リーグ第8節 広島0―1F東京(19日・Eスタ)

 無敗同士の直接対決となった首位決戦は、F東京がFWディエゴオリベイラ(28)の得点で広島を1―0で破り、第4節の3月17日・名古屋戦以来となる首位に浮上した。MF久保建英(17)が目の負傷でベンチ外となった一戦で今季2度目の3連勝。攻撃のキーマン不在も、しぶとく勝ち点3をつかんだ理由をF東京担当の小又風花記者が「読み解く」。

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 負ける気がしない。そんな気持ちにさせられた一戦だった。広島との直接対決は、シュートわずか3本ずつと拮抗(きっこう)した展開。ペナルティーエリアに近づいても、ともに組織的な守備で相手に決定機を作らせなかった。しかし、0―0の後半26分、MF大森のパスから、FWディエゴオリベイラが決勝点。試合後、U―22日本代表MF久保建不在の影響を問われた長谷川健太監督(53)は「すごい影響がありました」とニヤリ。勝利したからこその一言だった。

 今季6試合先発と中心選手に成長した久保は、14日の鹿島戦で相手MFの両手が顔面に当たった影響で、メンバー外。代わりに大森が右MFに入ると室屋と連係し、攻守でハードワークした。広島の武器であるMF柏をしつこく追いつめ、完璧に封じた。久保のような中央へ切り込むドリブルなどはなく、攻撃のバリエーションは欠いたが、最後は大森がアシスト。指揮官は「けがの功名じゃないけれども(大森)晃太郎と室屋のところで彼(柏)を自由にさせなかった」と評価した。

 本気でタイトルを狙っている。選手が口にする以上に、そう強く感じる。これまでは個々で行っていた全体練習前のストレッチを、今季は全員で行うことが増えた。DF森重は「今までにはなかった」。室屋は「試合に出ている選手を脅かすプレーをすることで、チームが良くなる。その相乗効果が勝てている要因」。戦力をそろえながら、昨季も6位とこれまでJ1のタイトルに届かなかったF東京。その壁を破ろうと燃える思いが、久保を欠いても勝ち点3をつかんだこの日の勝利につながったと思う。

 今季無敗(6勝2分け)を維持し、首位に立っても主将MF東は「まだまだ勝利に飢えて、最終的に目指しているところにたどり着きたい」と優勝への思いを燃やす。攻撃の核となる久保不在での勝利は、チームをさらに勢いづける。(小又 風花)

試合詳細
後半26分、決勝ゴールを決め、ジャエル〈16〉に抱き上げられて祝福されるF東京・ディエゴオリベイラ
前半、広島・渡(中央下)に倒されるF東京・大森
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