井岡一翔、6・19幕張メッセで4階級制覇へ「最後のチャンス。背水の陣」負ければ引退の可能性も

会見する井岡一翔
会見する井岡一翔

 プロボクシング元世界3階級王者のWBO世界スーパーフライ級2位・井岡一翔(30)=Reason大貴=が19日、埼玉・越谷市内の所属ジムで会見し、6月19日に千葉・幕張メッセで同級王座決定戦に臨むことを発表した。相手は同級1位アストン・パリクテ(28)=フィリピン=。地元の大阪・井岡ジム所属だった2017年4月以来、2年2か月ぶりの国内リングとなり、勝てば日本人初の世界4階級制覇となる。試合は午後9時からTBS系で全国生中継。井岡の戦績は23勝(13KO)2敗、パリクテは25勝(21KO)2敗1分け。

 「再びチャンスが回って来た。久しぶりに日本での試合。日本という地で日本人初の4階級制覇をしたい。気持ちが高まるというか、後がないと思っている。最後のチャンスだと思って挑む気持ち。負けて再起戦で世界戦が決まることもない。自分も聞いてびっくりした。前回の敗戦からここへの続きという一つのストーリーができる。敗北からのストーリーを完結させたい。背水の陣。一言で言えば、勝つしかないという気持ちです」と語った。

 「背水の陣」という言葉に、報道陣からは「結果いかんでは、大きな決断をするのか?」と進退に関する質問も飛んだ。井岡は「そこまでの正直、言葉で『引退』とかをやる前から決断するのは、考え方として僕の中では違う」と、負けた場合に引退することを決断した上で試合に臨むことは否定。「もしかしたら、そうならざるを得ないかもしれない。危機感もあるし、前向きに4階級制覇することを考えたい。怖さもあるし、プレッシャーあるけど、職をなくすという意味では人生懸けているし、そういった気持ちであることは間違いない」と話すにとどめた。

 井岡は17年末に日本ボクシングコミッション(JBC)へ引退届を提出したが、昨年7月に復帰を宣言。9月に米国での再起戦で世界ランカーに勝利したが、大みそかのマカオでのWBO世界同級王座決定戦でドニー・ニエテス(フィリピン)に判定負けした。ニエテスは2月に王座を返上。井岡は今年3月にJBC管轄下のReason大貴ジムへの所属を発表し、再び国内ジム所属選手として日本のリングに上がることを正式発表していた。

 ◆井岡 一翔(いおか・かずと)1989年3月24日、大阪・堺市生まれ。30歳。興国高で全国6冠。東農大を中退し2009年、井岡ジムからプロデビュー。11年2月、WBC世界ミニマム級王座奪取。12年6月、WBA世界同級王座奪取。同年12月、同世界ライトフライ級王座獲得。15年4月、同世界フライ級王座奪取で3階級制覇。身長165センチ、右ボクサーファイター。父は井岡ジム会長の一法氏、叔父は元世界2階級王者の弘樹氏。

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