【北東北大学】富士大11連覇へ吉田開の長打力に注目

練習試合で鋭い当たりを飛ばす富士大・吉田
練習試合で鋭い当たりを飛ばす富士大・吉田

 北東北大学野球春季リーグ戦が、あす20日に開幕する。現在10連覇中の富士大で4番に座るのは、吉田開外野手(4年)=専大北上=。長打にこだわり、フルスイングで勝利を呼び込む。

 全ての打席で、持ち味の力強い振りを続ける。開幕を前に吉田は「どんな投手でも自分のスイングをする。しっかり振っていきたい」と気合十分だ。打撃を買われ、昨秋は指名打者で全10試合中9試合に出場。10打点を挙げていずれも初の最多打点賞とベストナインに輝いた。大学最後の1年に向け、さらに磨きをかけたのは長打力だ。

 昨年主に4番に座った佐藤龍世内野手(22)は、ドラフト7位指名を受け西武に入団。自らと比較して「(バットを)振る力が足りない」(吉田)と痛感した。オフには、これまであまり力をいれてこなかったウエートトレに取り組み、自主練からフルスイングを貫いてきた。豊田圭史監督(35)からは「(意識を)打率か長打か、どちらかにしろ」と迫られ、吉田は「安打がほしい思いが強くて(振りが)小さくなっていた。たとえ1安打でもそれが長打で、打点がつけば最高」。考え方を改め、相手が怖れる打者へと変貌するつもりだ。

 指揮官は「吉田は長打が持ち味。それが消えるとただのバッター」とその力に期待。吉田も「(佐藤の)穴を埋めるのではなく、みんなで束になって新たな力をつけていきたい」と意欲を語った。リーグ11連覇へ、吉田のバットが鋭い当たりを連発する。(有吉 広紀)

 ◆吉田 開(よしだ・かい)1997年12月4日、福島・須賀川市生まれ。21歳。大東小4年時に野球を始め、大東中では須賀川シニアに所属。岩手・専大北上では1年春からレギュラー、3年夏は岩手大会4強。富士大では2年春からリーグ戦に出場、3年秋に最多打点と指名打者ベストナインを受賞。178センチ、83キロ。右投左打。

 ◆春季リーグ展望

 11連覇を目指す富士大をどこが止めるのか。投手、野手ともに昨年の中心選手が抜けた富士大だが、吉田をはじめ丹野や嘉瀬(ともに4年)と主軸は経験豊富。駒がそろう投手陣を助け、一戦ごとに力をつけたい。昨秋2位の八戸学院大は、現巨人・高橋に代わるエース大道(3年)、北畠主将(4年)と投打の柱が健在。同3位の青森大、同4位のノースアジア大もリーグ戦出場経験の多い主力が残っており、打倒・富士大を狙っている。

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