広島の床田寛樹投手(24)が18日、マツダスタジアムで20日に先発予定のDeNA戦(同)向けて調整。13日の同カード(横浜)で右肘に死球を当てた筒香を、再び“ブーイング上等”で攻め立てると宣言した。
13日の死球で敵砲は負傷交代。床田はベイ党の強烈なブーイングにさらされた。それでも「内角に投げないと抑えられない」と他の打者の懐を攻め続けた。この日も筒香に内角を意識させるかと問われ「そうなると思います。インコースに投げないと打たれる。甘くなれば打たれちゃう。すごいバッターなので外角だけじゃ打ち取れない。(ベース板の)幅を使わないと」とキッパリ。先週同様の内角攻めを予告した。
ただしマウンドを降りれば話しは別。翌14日の試合前、欠場した筒香に謝罪するため一塁ベンチを訪ねようとしたが、DeNA関係者から「筒香はグラウンドに出ない」と聞かされ、「申し訳なかったです」とおわびの気持ちを伝えた。
床田が今季初勝利を挙げた6日の阪神戦(マツダ)以降のチーム成績は(名前は責任投手)
6日 対阪 神○床田(先発)
7日 対阪 神●九里(先発)
9日 対ヤクルト●ジョンソン(先発)
10日 対ヤクルト●中崎(5番手)
11日 対ヤクルト●岡田(先発)
12日 対DeNA●大瀬良(先発)
13日 対DeNA○床田(先発)
14日 対DeNA●九里(先発)
16日 対巨 人●ジョンソン(先発)
17日 対巨 人○フランスア(3番手)
先発投手で白星を挙げているのは床田(2度)だけ。安定感抜群の3年目左腕は「一度(DeNA打線に)球筋を見られているのでちょっとやりにくいですが、自分の持てる力を出せればいい」。ビジター席のブーイングを黙らせるような快投で、筒香を返り討ちにする。