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【広島】チーム最年長石原、今季初安打がV打!

スポーツ報知
9回、決勝の中前適時打を放つ広島・石原(捕手・炭谷)

◆巨人4―5広島(17日・熊本)

 広島が2点を追う9回に3点を奪って逆転勝ち。連敗を2で止め、開幕からのカード連続負け越しも5で止まった。

 殊勲の一撃はチーム最年長選手、石原慶幸捕手(39)のバットから生まれた。9回、野間、安部の連打で無死一、三塁のチャンスをつくると、西川が一ゴロの併殺崩れを放つ間に野間が生還。なおも2死二塁から菊池涼が右翼フェンス直撃の同点適時二塁打を放ち、最後は途中出場の大ベテランが決めた。

 石原は初球の空振りから3球ファウルで粘り、5球目を中前へ。今季5打席目の初安打が決勝の適時打になった。「ストライクは全部振っていこうと思っていましたが、流れの中で打たせてもらっただけ」と振り返った。取材に対して口をつくのは、自身の打撃よりナインの奮闘について。

 「みんながチャンスをつくってくれた」「キク(菊池涼)が諦めずに同点タイムリーを打ってくれた」「先発の(野村)祐輔から(投手陣に)無駄な失点がなかったから、こういう結果になった」「どの球場にもカープファンが詰めかけてくれる。選手にとってそれが勇気になります」

 チームメートやファンへのねぎらいの言葉ばかりだった。

 そんな39歳に緒方孝市監督(50)も「よう打ってくれたよ」と最敬礼。「きのう(16日)もコメントしたけど、打線に集中力が出てきている。それがきょう爆発したのかな。これをきっかけに次からやっていくだけ」と、反攻への手応えをつかんだ様子だった。

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