【巨人】山本、昇格即2安打 原監督「素晴らしいデビュー」

6回無死一塁、打者・小林のとき菊池保が暴投。一塁走者・山本は果敢なヘッドスライディングで三塁を陥れた(カメラ・橋口 真)
6回無死一塁、打者・小林のとき菊池保が暴投。一塁走者・山本は果敢なヘッドスライディングで三塁を陥れた(カメラ・橋口 真)

◆巨人8―2広島(16日・鹿児島)

 連敗中だった巨人を救ったのは、ユニホームを土で真っ黒にした25歳だった。昇格即「7番・二塁」を託された山本。2点リードの6回、先頭で2安打目をしぶとく右前へ運んだ後だった。続く小林の打席で、菊池保が暴投。ボールの行方を確認した山本はスピードを緩めることなくぐんぐん加速。ヘッドスライディングで一気に三塁を陥れた。さらに小林の振り逃げ(菊池保の暴投)の間にホームへ生還し、貴重な追加点をもたらした。

 「ファームでも先の先の塁まで狙うようにっていうのはやってきたので、その習慣が結果につながったのかなと思います」と満面の笑みを浮かべた。

 今季は春季キャンプから1軍に帯同し、開幕1軍にも名を連ねたが、出場機会がなく3月31日に登録を抹消された。それでも「走塁に関しても守備に関しても、まだまだ伸びしろがあると思ってるので」と後ろ向きにはならなかった。悔しさを胸にイースタン11試合で打率3割8厘、2盗塁と結果を残し、チャンスをつかんだ。

 “戦友”のためにも、ただでは終われない。「(吉川尚が)もともと腰が悪いのは分かっていたので。離脱したときにLINEで『しっかり活躍するから』って連絡をしました」。開幕ダッシュの立役者となりながら腰痛で離脱した1つ年下の後輩に、決意の言葉を送り、見事結果で示した。

 初出場での好走塁に加え2安打2得点の大活躍。これには原監督も「素晴らしいデビュー。守備も堅実だし打撃もしぶとい。この状況の中、彼の力が必要だというところで良いプレーをしてくれました」と賛辞を惜しまなかった。

 初のお立ち台では「チームに貢献できるように、流れを変えるられるように試合に臨みました」と胸を張った。「明日は明日。また自分の役割が果たせるようにしっかり頑張りたい」。気迫あふれる姿で、チームに再び勢いと活気をもたらした。(河原崎 功治)

 ◆山本 泰寛(やまもと・やすひろ)1993年10月10日、東京・荒川区生まれ。25歳。慶応高では甲子園出場なし。慶大では1年春からリーグ戦出場。2015年ドラフト5位で巨人入団。昨季は38試合で打率2割5分5厘、本塁打なし、3打点。176センチ、76キロ。右投右打。年俸1850万円。

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