日本オリンピック委員会(JOC)が都内で16日、実力や知名度を踏まえ、オリンピックムーブメントのマーケティング活動に貢献する「シンボルアスリート」を発表。新たに競泳の瀬戸大也(24)=ANA=、スピードスケート女子の小平奈緒(32)=相沢病院=、高木美帆(24)=日体大助手=、フィギュアスケートの宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=ら11人が選ばれ、7人が認定式に出席。また、次世代の活躍が期待される「ネクストシンボルアスリート」として発表された競泳女子の大橋悠依(23)=イトマン東進=ら20人も登壇した。
総勢27人にわたった各競技のトップアスリート、次世代のアスリートが集まった。中でも、ひときわ会場を和ませたのは宇野と司会進行を務めた福沢朗アナ(55)のやり取りだった。13日まで福岡で行われた世界国別対抗戦に出場した宇野へ、福沢アナが「福岡で何かおいしいものを食べましたか?」と質問すると、宇野は「そうですね…僕はあまり食事には興味がなくて…そういった質問にはあまり答えられないです」と申し訳なさそうに話した。取って置きの質問を見事にかわされた福沢アナが撃沈していると、さらに宇野は「起きて、ここが海外なのか、日本なのかわからなくなるぐらい行った場所には興味を持っていないです」と、たたみかけた。これには会場もほっこり。ともに登壇した瀬戸や高木も笑いをこらえ切れていない様子だった。最後にシンボルアスリートとして、ネクストシンボルアスリートに助言を求められた宇野は「皆さんも自分で何かを持って成し遂げていると思うので、言うことはない。僕も頑張っていきたい」と意気込んだ。