16日のヤクルト戦(松山)に先発する阪神のオネルキ・ガルシア投手(29)が早くも背水の陣を迎える。
昨季中日で13勝の助っ人左腕は、今季2度の登板でいずれも4回7失点と炎上。金村投手コーチは15日、ヤクルト戦の結果次第での2軍落ちの可能性について「そうですね…」と認めた上で「結果を出してくれると信じて送り出します」と復調を期待した。
ガルシアは、オリックスからFA移籍の西とともに、補強の目玉だった。西が1完封を含む2勝1敗、防御率1・57に対し、ガルシアは0勝1敗、防御率14・63と散々。矢野監督は「もっとエンジョイしようよ、って。自分のやることを、そういう形でやっていくのがいいんじゃないかっていう話はしてるんだけど」と西のようなニコニコ投法を求めた。
ガルシアは11日の休日を返上して調整するなど、本来の姿を取り戻そうと必死。甲子園での練習後に松山入りし「何も考えないで、楽しんで自分の投球をすること」と指揮官の考えに同調した。(嶋田 直人)